鶏肉は美味しくて栄養価が高い食材です。鶏もも肉は美味しくて、特に人気のある部位ですよね。
鶏むね肉はヘルシーでタンパク質が多く糖質がほぼないため、筋肉増強や減量によく利用されます。
鶏肉の栄養成分と効能を詳しく説明します。
1. たんぱく質
鶏肉に含まれる良質なたんぱく質は、
筋肉や皮膚、内臓、爪、髪、血管などの材料になり、体を作る効能を持ちます。
また、酵素やホルモン、免疫力を高める抗体を生成する効果もあります。
必須アミノ酸の中でも特に「メチオニン」が豊富で、
血中コレステロール値を下げたり、肝臓機能を高めたりする効果があります。
2. コラーゲン
鶏肉に含まれるコラーゲンはたんぱく質の一種で、肌の内側にある真皮を生成する効果があります。
また、骨や関節、血管、内臓などを構成する成分としても役立ちます。
3. ビタミンA
レバーの部位に多く含まれ、皮膚や粘膜、視覚の健康を保つ効果があります。
発育を促進させる効果も期待できます。
4. ビタミンB3
ナイアシンとも呼ばれ、糖質やたんぱく質、脂質をエネルギーに変えて代謝を助ける効果があります。
アルコールを分解したり、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する効果もあります。
5. ビタミンE
抗酸化作用があり、細胞を守り、老化を防ぐ効果があります。
さらに、鶏肉は低カロリーであり、美肌効果や二日酔い予防、肥満や生活習慣病の予防にも役立ちます。
鶏肉を美味しく調理する方法はいくつかあります。
以下にいくつかの調理法をご紹介します。
1. 焼く(ソテー)
鶏もも肉を塩コショウで下味をつけ、皮目からこんがりと焼きます。
付け合わせのきのこやパプリカと一緒に調理すると美味しいです。
余分な脂はキッチンペーパーで拭き取り、最後に「黄金の味」を加えて全体にからめましょう。²
2. 炒める
鶏もも肉とカボチャをバターとポン酢で炒めると、甘味とバランスが絶妙です。³
3. 煮る
鶏もも肉を煮て作るレシピもあります。照り焼きチキンはご飯によく合います。
4. 蒸す
鶏もも肉を蒸して作るレシピもおすすめです。
あっさり&しっとりした仕上がりになります。
5. 揚げる
鶏もも肉を揚げて作るレシピもあります。旨みがジュワ〜と広がりますよ。
どの調理法を選んでも、鶏肉の美味しさを引き出すコツを覚えて、楽しんでください。
鶏肉を美味しく保存するための方法をご紹介します。
1. 冷蔵庫で保存
ドリップが出ている場合は、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
ドリップとは肉から出る赤い液体です。これは血液ではなく肉に含まれるタンパク質が主に溶けだしています。
ドリップにはうま味成分も含まれていますが、いったん体外に出てしまったドリップは微生物が繁殖しやすいため、保存の際は必ず拭き取るようにしましょう。
鶏もも肉をなるべく空気に触れないようにラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて密閉します。
冷蔵庫のチルド室またはパーシャル室で保存すると鮮度を長く保てます。
2. 冷凍庫で保存
ドリップが出ている場合は、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
鶏もも肉をラップで包み、冷凍用保存袋に入れて密閉します。
冷凍庫で保存します。
3. 下味をつけてから冷凍保存
下味をつけて冷凍すると、味がよく染みておいしくなるだけでなく、調理の時短にもなります。
食べやすい大きさに切った肉と調味料を冷凍用保存袋に入れ、
空気をしっかり抜いてジッパーを閉じて保存します。
どの方法を選んでも、必ず加熱調理してお召し上がりください。
鶏むね肉の良い点を5つ説明します。
1. たんぱく質の豊富さ
鶏むね肉は100gあたり約21.3gのたんぱく質を含んでいます。
これは豚ロース肉や牛もも肉よりも多いです。
たんぱく質は筋肉の増加や基礎代謝の向上に寄与し、脂肪燃焼をサポートします。
2. ビタミンB群の豊富さ
鶏むね肉にはビタミンB6やナイアシン、パントテン酸が含まれています。
ビタミンB6はたんぱく質の分解に関与し、エネルギー合成や女性ホルモンのバランス調整にも役立ちます。
ビタミンKは骨や歯の形成に関わり、血液凝固にも必要です。
3. イミダゾールジペプチドの効果
鶏むね肉にはイミダゾールジペプチドという成分が含まれています。
これは抗酸化作用があり、疲労回復や老化抑制に効果的です。
イミダゾールジペプチドについて私の過去ブログを参考にしてください▼
4. 低脂質・低糖質
鶏むね肉は脂質が少なく、皮を取り除けばさらに低脂質になります。
糖質もほとんど含まれていません。
ダイエット中や筋肉をつけたい人に適しています。
5. 経済的で多彩な調理法
鶏むね肉は価格が手頃で、さまざまな調理法で美味しく楽しめます。
焼く、炒める、煮る、蒸す、揚げるなど、工夫次第で幅広い料理が可能です。
これらの特性を活かして、鶏むね肉をバランスの取れた食事に取り入れてください。
最後に
私は鶏肉は好きですが、鶏肉ばかり食べることはありません。
ボディビルダーが鶏むね肉を筋肉増強目的で、毎日食べることは有名です。
ただ風邪をひきやすいという話を聞きます。あまり脂肪を落としすぎると、免疫力が低下してしまうのです。
風邪だけならまだいいのですが、免疫が関与する病気は他にもいろいろあります。
脂質もある程度とらないとエネルギー不足に陥ります。見た目とは裏腹に栄養不良になります。
鶏にとっては貴重な羽ばたくための筋肉部位ですが、人の食事はバランスが大切ですね。
鶏むね肉だけを毎日食べ続けることは、あまりオススメしません。
穏やかに育っている牛肉や犬より賢いと言われる豚肉も食べたいですね。
以上、ご参考になれば幸いです。
参考資料
鶏肉の効能をわかりやすく徹底解説【どんな効果が期待できる …. https://tromolo.jp/cooking/toriniku/.
鶏肉のレシピ・作り方 【簡単人気ランキング】|楽天レシピ. https://recipe.rakuten.co.jp/category/10-277/.
鶏肉の冷凍保存のコツ。 たくさん買っても凍らせておいしく ….https://gakumado.mynavi.jp/torigura/howto/cooking/hBUwA
「鶏むね肉が体に良い理由」を管理栄養士が解説 どんな健康 …. https://medicaldoc.jp/m/column-m/202211o0284/.
食べないなんてもったいない!鶏むね肉の意外な効果とは …. https://column.asken.jp/glossary/glossary-7003/.