【なりたくない病気・認知症】▶「フレイル、セルフチェック5つと予防法3つ」

認知症
フレイル、セルフチェック5つと予防法3つ
以下の文章は、「厚生労働省の研究調査班の報告書」、施設検索サイト「みんなの介護」、東京都福祉局「東京都介護予防·フレイル予防ポータル」の記事などを参考にしています。

前回ご紹介したようにフレイルになると、

慢性疾患や転倒、認知症などのリスクが高まります。

治療や予防などの対策をすれば、要介護状態にならずに済む場合があります。

「厚生労働省の研究調査班の報告書」ではフレイルは、下記のように定義されています。

 

「適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」

とにかく早めに対処することが大切です。


 

フレイルのセルフチェックには、以下の5つの項目があります。

 ①体重を減らそうとしていないのに、年間で4.5~5kg以上も減少する
②何をするのも面倒だと感じる日が週に3~4日以上ある
③歩く速さが遅くなる
④握力が弱くなる
⑤体を動かす機会が減り、身体活動量が低下している

この5項目のうち、当てはまる項目が1~2項目であればフレイル予備軍の「プレフレイル」、3項目以上当てはまるならフレイル状態に該当します。

フレイル状態になると、身体能力の低下が顕著にあらわれ、死亡率が上昇します。

健康な人であれば数日で治るような風邪も、フレイル状態ではなかなか治りません。

そのまま風邪をこじらせて肺炎を発症する、体が思うように動かずベッドから転落して骨折するなど、

状況をより悪化させるケースが起こることがあります。


 

フレイルの予防法3つとは

バランスの取れたa.食事、b.適度な運動c.人との関わりを意識することが大切です

a.食事

フレイル予防の食事で大切なことは、低栄養による「やせすぎ」を防ぐことです。

特に筋肉のもとになるたんぱく質が不足しないようにしっかりとりましょう。

ビタミンDなどの栄養素も十分に摂取し、筋肉量や骨密度を維持することが重要です。

 


b.適度な運動

筋力トレーニングや有酸素運動を行うことで、筋力や心肺機能を向上させることができます。

口や舌の動きをスムーズにするトレーニングや滑舌をよくするトレーニングも効果的です。

 


c.人との関わり

週1回以上友人等と交流している方が、活動能力障害や死亡のリスクが低いことがわかっています。

家族や友人、地域の人とコミュニケーションを取ることで、精神的な支えや刺激を得ることができます。

趣味ボランティアなどに参加することもおすすめですね。

もう1つ大事なことがあります。

口腔ケアです。

 

毎日の口腔ケア(お口の健康)は、食べる楽しみやコミュニケーションなど、生活に直結しています。

 


以上が、フレイルのセルフチェックと予防法についての情報です。

フレイル予防に大切なポイントは、「食事」、「運動」、「社会参加」の3つと「口腔」の”3 + 1で、

食べて、動いて、人とつながる」というライフスタイルが効果的です。

無理なく楽しく、フレイル予防に取り組んでみましょう!

 

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