【認知症】▶「ロコモとは何?フレイル、サルコペニアと違う?」

認知症
ロコモとは何?フレイル、サルコペニアと違う?‎
以下の文章は、公益財団法人長寿科学振興財団  健康長寿ネット、日本整形外科学会公式 ロコモ チャレンジ!推進協議会の記事を参考にしています。

 

ロコモとは「ロコモティブシンドローム」の略称で、和名は「運動器症候群」となります。運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態のことです。

運動器とは、身体を動かすために関わる組織や器管のことで、骨・筋肉・関節・靭帯・腱・神経などから構成されています

 

ロコモティブシンドローム」とは、英語で移動するための能力があることを表す「ロコモティブlocomotive)」からできた言葉です。

✔  ロコモとフレイルの違い

ロコモはフレイルよりも人生の早い時期から現れます。

ロコモが進行し、身体能力の低下が自覚症状を伴って顕著になったものが身体的フレイルです。

ロコモ日本整形外科学会公式で、フレイル日本老年医学会が提唱した用語です。

 

✔  ロコモとサルコペニアの違い

筋肉量や筋力が基準ルコペニアと比べて、ロコモはより広い運動障害を指します。

サルコペニアは、病気として認められています。


ロコモが進行すると、

立ったり歩いたりすることが困難になり、

日常生活に支援や介護が必要になるリスクが高くなります。

また、外出するのが億劫になり、運動不足や転倒の危険も増えます。

 ロコモを予防するためには、毎日の運動習慣とバランスの良い食生活が大切です。

片脚立ち」や「スクワット」などの簡単な運動を自宅で行なうことがオススメです。


自分の運動器の状態をチェックする方法として、「ロコチェック」という7つの項目で評価できるテストがあります。

 

 ①片脚立ちで靴下がはけない

②家の中でつまずいたりすべったりする

③階段を上がるのに手すりが必要である

④横断歩道を青信号で渡りきれない

⑤15分くらい続けて歩くことができない

⑥2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である

⑦家のやや重い仕事が困難である

 

これらの項目はすべて、骨や関節、筋肉などの運動器が衰えているサインです。

1つでも当てはまればロコモの心配があります。


ロコモは早期発見・早期対策が重要です。

健康寿命は、健康な足腰から。

今日から「長生きを支える、足腰づくり」を始めましょう。

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