【心と体のケア】▶「味覚異常に用いる漢方薬などを詳しく教えて」

心と体のケア
味覚異常に用いる漢方薬などを詳しく教えて
以下の文章は、各薬剤の添付文書、薬剤師・中医師 幸井俊高 先生、金沢医科大学 主任教授 三輪高喜 先生の記事などを参考にしています。

味覚異常に用いる漢方薬

原因や症状によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。

脾気虚(ひききょ)証

消化器の機能が低下して味覚を感じにくくなる場合。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

胃熱(いねつ)証

舌や口腔内に熱感や乾燥がある場合。

白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)

胃陰虚(いいんきょ)証

舌や口腔内の乾燥が顕著な場合。

麦門冬湯(ばくもんどうとう)

胃気上逆(いきじょうぎゃく)証

味覚異常に加えて吐き気やげっぷなどがある場合。

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
小柴胡湯(しょうさいことう)

肝火(かんか)証

口の中が苦く感じる場合。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

心火(しんか)証

舌に熱感や痛みがある場合。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

以上の漢方薬は、味覚異常によく使われるものですが、他にもたくさんの種類があります。

漢方薬は、体質や病状に合わせて処方されるものなので、自分で選んだり服用したりするのは危険です。

漢方薬を服用する場合は、必ず漢方の専門家に相談してください。


その他の医薬品

プロマック(ポラプレジンク®)錠

プロマック(ポラプレジンク®)錠は胃潰瘍の治療薬で、荒れた胃の粘膜を保護する働きがあります。

味覚異常に効果が期待できる理由は、1錠75mg中に17mgの亜鉛が含まれているからです。

味覚異常の保険適用はなく、低薬価(1錠=約20円)です。

亜鉛の吸収量が増えることで、味覚障害の原因となる亜鉛欠乏を改善する可能性があります。

 

ノベルジン(酢酸亜鉛)錠

(ノベルジン錠25mg=約230円)

通常、低亜鉛血症の治療に用いられます。

亜鉛含有量が多く、効率良く亜鉛の補充ができます。(1錠25mg中に亜鉛25mg)

胃部の不快感、吐き気、肝臓の機能障害などの副作用が出てしまうことがあります。

特に慢性肝疾患、糖尿病、腎不全、慢性炎症性腸疾患があると、亜鉛欠乏になりやすいと言われています。

亜鉛不足では味覚異常以外に、脱毛、皮膚炎、貧血、食欲不振、下痢などの症状がありえます。


 味覚異常は今まできっちり調べたことがなかったので、自分自身のためにもなりました。

味覚障害は、「加齢」や口腔内が乾燥する「口腔疾患」、鼻づまりやアレルギー性鼻炎などによる「風味障害」、

糖尿病や腎臓・消化器などのさまざまな病気の「合併症」、「薬の副作用」、ストレスによる「心因性」などでも起こるようです。

以上、ご参考になれば幸いです。

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