【心と体のケア】▶「小児で風邪に処方される薬、カルボシステインとアスベリンが多い理由は?」

小児科
小児で風邪に処方される薬、カルボシステインとアスベリンが多い理由は?
  1. それぞれの薬が持つ特定の作用に基づいています。
    1. 先発名ムコダインで知られるカルボシステインという成分は、
      1. ネバネバした気道粘膜の鼻水や痰の粘度を調節して出しやすくする作用があります。
      2. 風邪や中耳炎などによる痰や鼻水、膿の排出などさまざまな症状で使われます。
    2.  アスベリンは「チペピジンヒベンズ酸塩」という成分で、
      1. 脳の延髄にある咳中枢の抑制により咳を抑えてくれる作用と、
      2. 気管支の分泌物を促して痰を出しやすくする作用があります。
      3.  これらの薬は、風邪の症状を和らげるために処方されますが、
      4. 風邪自体の治療には特効薬がなく、症状を緩和するための組み合わせ療法が基本となります。
      5. 小児科での処方は、子供の安全性と症状の改善を最優先に考慮したものであることが重要です。
    3. カルボシステインドライシロップの小児への処方量は、体重に基づいて決定されます。
      1. 以下は、体重別の一般的な処方量の目安です。
    4. 体重10kgの子供
      1. 1日にカルボシステインとして合計300mg、これを3回に分けて、1回あたり100mgを投与
    5. 体重20kgの子供
      1. 1日にカルボシステインとして合計600mg、これを3回に分けて、1回あたり200mgを投与
      2.  年齢に応じた具体的な用量については、医師の判断により適宜増減されることがあります。
      3. 薬剤師は処方せんに記載された用量が適正かどうかを監査します。
    6. アスベリンドライシロップの小児への処方量は、年齢と体重に基づいて決定されます。
      1. 一般的な投与量
    7. 1歳未満(体重10kg未満)
    8. 1歳以上3歳未満(体重10~14kg)
    9. 3歳以上6歳未満(体重14~20kg)
      1. これらの用量は、症状や年齢に応じて適宜増減されることがあります。
      2. また、薬の用法・用量に関する詳細は、医師や薬剤師にご相談ください。
      3. 参考図表

それぞれの薬が持つ特定の作用に基づいています。

先発名ムコダインで知られるカルボシステインという成分は、

ネバネバした気道粘膜の鼻水や痰の粘度を調節して出しやすくする作用があります。

風邪や中耳炎などによる痰や鼻水、膿の排出などさまざまな症状で使われます。

 アスベリンは「チペピジンヒベンズ酸塩」という成分で、

脳の延髄にある咳中枢の抑制により咳を抑えてくれる作用と、

気管支の分泌物を促して痰を出しやすくする作用があります。

小児の場合、特に2歳未満の子供は1年間に平均5~6回風邪をひくとされます。

 これらの薬は、風邪の症状を和らげるために処方されますが、

風邪自体の治療には特効薬がなく、症状を緩和するための組み合わせ療法が基本となります。

小児科での処方は、子供の安全性と症状の改善を最優先に考慮したものであることが重要です。

カルボシステインドライシロップの小児への処方量は、体重に基づいて決定されます。

通常、幼児や小児には、体重1kgあたりカルボシステインとして1日30mgを3回に分けて経口投与されます。

以下は、体重別の一般的な処方量の目安です。

体重10kgの子供

1日にカルボシステインとして合計300mg、これを3回に分けて、1回あたり100mgを投与

体重20kgの子供

1日にカルボシステインとして合計600mg、これを3回に分けて、1回あたり200mgを投与

 年齢に応じた具体的な用量については、医師の判断により適宜増減されることがあります。

薬剤師は処方せんに記載された用量が適正かどうかを監査します。

 

アスベリンドライシロップの小児への処方量は、年齢と体重に基づいて決定されます。

一般的な投与量

1歳未満(体重10kg未満)

1日にチペピジンヒベンズ酸塩として5.54~22.1mg(チペピジンクエン酸塩 5~20mg 相当量)、これを3回に分けて投与

1歳以上3歳未満(体重10~14kg)

1日にチペピジンヒベンズ酸塩として11.1~27.7mg(チペピジンクエン酸塩 10~25mg 相当量)、これを3回に分けて投与 1

3歳以上6歳未満(体重14~20kg)

1日にチペピジンヒベンズ酸塩として16.6~44.3mg(チペピジンクエン酸塩 15~40mg 相当量)、これを3回に分けて投与

 

これらの用量は、症状や年齢に応じて適宜増減されることがあります。

また、薬の用法・用量に関する詳細は、医師や薬剤師にご相談ください。

参考図表


私が勤務する近隣の耳鼻咽喉科の小児処方では、この2剤の混合が多いです。

ある程度の効果があり、飲みやすく、眠くならない、副作用が少ないなどのメリットがあると感じます。

ところが、どちらも品薄なんです。

幸いカルボシステインドライシロップはあるのですが、アスベリンドライシロップの在庫が少なくなっています。

もう35年以上薬剤師をしていますが、こんな経験はありません。

漢方薬や抗菌薬、他にも流通のない薬がまだまだあります。

薬の適正使用は、適正在庫がベースにないと完全に崩壊してしまいます。

もしも大量に在庫をキープしている店舗がありましたら、卸への返品を急いでください。

困っている患者さまがおられます。

以上、ご参考になれば幸いです。

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