【心と体のケア】▶「足腰がしびれるときに効果的な漢方薬を教えて」

心と体のケア
足腰がしびれるときに効果的な漢方薬を教えて

足腰のしびれは、神経の圧迫や血行不良などが原因で起こることが多く、症状によって適した漢方薬が異なります。

特に冬は血流が悪くなりがちで、しびれが強く感じやすいです。

一般的に、以下の3種類の漢方薬がよく用いられます。

 

①牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

②八味地黄丸(はちみじおうがん)

③疎経活血湯(そけいかっけつとう)

 

①牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

体力が低下して足腰が冷えやすく、むくみや排尿困難などの水分代謝の異常がある場合に用いられます。

腎機能を高めて、水分の循環を改善し、神経痛やしびれを和らげます。

 

②八味地黄丸(はちみじおうがん)

体力が中等度以上で足腰が熱を持って痛む場合に用いられます。

体の陰(水分)が不足して、陽(熱)が過剰になると考えられます。

八味地黄丸は、陰を補って陽を抑えることで、炎症や神経痛を緩和します。

 

③疎経活血湯(そけいかっけつとう)

体力が中等度で、痛みが強く、しびれがある場合に用いられます。

血のめぐりが悪くなって、神経や筋肉に影響を及ぼすと考えられます。

疎経活血湯は、血の流れを改善して、痛みやしびれを取り除きます。


坐骨神経痛がある方

坐骨神経痛とは、腰から足にかけて走る坐骨神経が何らかの原因で圧迫や刺激を受けて、痛みやしびれを引き起こす症状です。

坐骨神経痛には、狭窄症、椎間板ヘルニア腰椎すべり症などの腰の病気が原因となるものと、筋肉の凝りや冷えなどが原因となるものがあります。

痛み止め、血流改善薬や神経ビタミンといわれるビタミンB12(メチコバール®)を飲んでいることが多いです。

ブロック注射が効果的な場合があります。

一時的な鎮痛効果以外に、麻酔薬を注射することで、興奮して過敏になっている神経を落ち着かせて、痛みが繰り返し起こる悪循環を断ち切ることができます。

 


もし漢方薬を追加するならば、やはり上記漢方薬3剤の何れかになると思いますね。

漢方に詳しい医師ならば、「ブシ末」(附子)という足先など、末端を温める漢方を使うことがあります。

服用量の加減がとても難しいので、漢方専門の先生がたまに処方されます。

これらの漢方薬は、市販のものもありますが、自己判断で服用するのは危険です。

しびれの原因や体質によって、最適な漢方薬や用量が異なりますので、必ず医師や薬剤師に相談してください。

また、漢方薬は効果が現れるまでに時間がかかることがありますので、根気よく服用することが大切です。

 


しびれが強いときの対処方法

しびれが一時的

無理に動かさずに自然に回復するのを待ちましょう。動かすとしびれを悪化させたり、こむら返りの原因になることがあります。

 

しびれが血行不良によるもの

ぬるめのお風呂に入って血行を促進したり、足のマッサージをしたりしましょう。

冬は靴下などで足を温め、夏はエアコンの効いた部屋で冷えすぎないようにしましょう。

 

しびれが神経や骨の病気によるもの

整形外科や脳神経内科などの専門医に相談しましょう。

特に片足だけしびれる場合は、必ず受診してください。薬物療法やリハビリ、手術などの治療法があります。

 

しびれが体の病気によるもの

その病気の治療を優先しましょう。糖尿病や動脈硬化などの場合は、血糖値や血圧のコントロールが重要です 。

 


しびれが日常生活の改善で予防できるのであれば、姿勢を正しく保ったり、適度な運動をしましょう。

足に合わない靴やハイヒールの使用は控えたいですね。

私は腰椎ヘルニアが原因で腰痛、足腰のしびれがあります。両足が同じようにジンジンします。特に夜が辛いですね。

同じ症状の方が多いと思います。安静にしていても、完治することはないようです。

冬は寒くても、1日8000歩ぐらいは歩きたいです首周りなど暖かくしてくださいね。

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