【心と体のケア】▶「鼻が詰まり、喉が痛いときの漢方薬を教えて」

心と体のケア
鼻が詰まり、喉が痛いときの漢方薬を教えて

鼻づまりがひどいときに使う漢方薬は、一般的には、以下のようなものがあります。

 鼻づまりがひどいとき

①麻黄湯(まおうとう)

発熱や悪寒、頭痛などを伴う鼻づまりに効果があります。

鼻の粘膜の血管を収縮させて、鼻の通りを良くします。

 

②葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

鼻づまりや頭痛、顔の重だるさなどを伴う鼻づまりに効果があります。

鼻の粘膜の炎症を和らげて、鼻の通りを良くします。

 

③辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)

鼻の乾燥や熱感、膿や異臭などを伴う鼻づまりに効果があります。

鼻の粘膜の熱を冷やして、鼻の通りを良くします。

 

④荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

副鼻腔炎が慢性化し治りにくくなったときに、免疫機能を助ける働きがあります。

蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、鼻づまり・にきびなどに効果的です。


 喉が痛いときに効果のある漢方薬は、一般的には、以下のようなものがあります。

喉が痛いとき

⑤桔梗湯(ききょうとう)

喉が腫れて痛む炎症や乾燥を和らげて、咳や痰を取り除く効果があります。

 

⑥麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)

 咽喉頭や気管支の炎症を抑える効果があります。

のどの痛みを軽減して咳を鎮め、痰を切れやすくします。

 

⑦麦門冬湯(ばくもんどうとう)

痰の少ない乾いた咳、または痰の切れにくい咳などに用いられます。

喉から気管が潤います。


漢方薬は、自分で適当に選んで飲むのではなく、

漢方医や漢方薬局に相談して、自分に合った薬を処方してもらうことが大切です。

咳、痰など感冒症状がある場合は、私の過去ブログを参考にしてください▼

慢性副鼻腔炎の患者さんは、昔より増えている印象があります。
鼻の奥からくる臭いが気になって、食べ物の味が分かりづらく、食事が楽しめないという悩みがありますね。
漢方薬は、しばらく続けて体質にあえばしっかり効きます。
ご参考になれば幸いです。
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