【心と体のケア】▶ 「めまい」は何科を受診する?

心と体のケア
 「めまい」は何科を受診する?
以下の文章は、興和パンフレット、日本医科大学多摩永山病院 脳神経内科 部長 長尾 毅彦先生の記事を参考にしています。

今日は、悩んでいる方が多い「めまい」についてまとめます。

めまい」は、その症状に応じてどの診療科を訪れたらよいか考えます。

①目の前がグルグル回るめまい(回転性めまい)

多くは耳が原因のめまいです。

まず、耳鼻科を受診します。

突発的に起こる症状が多いです。

 


‏②グラグラ、フワフワ揺れるめまい(動揺性、浮動性めまい)

脳神経の病気が心配です。

まず、脳神経内科を受診すると良いでしょう。

脳神経領域からのめまいは、突発的、慢性的の両方あります。

 


③クラッとする立ちくらみのようなめまい(眼前暗黒感や失神発作を伴うめまい)

血圧と関係することがあります。

内科循環器科を受診しましょう。

 


耳内部の構造について

    ▼拡大してご覧ください

 


  1. ①耳鼻咽喉科のめまい
      1. 内リンパの貯留
          1. 内耳を満たす内リンパが過剰になる【 内リンパ水腫 】と内耳の働きが異常になり、めまいを生じる
          2. 一度聴力が悪くなったら、必ずしも元にもどらない
          3. めまいがある時期は、抗めまい剤や吐き気止めを使い、めまいを止める
          4. 内耳のむくみには、浸透圧利尿剤やステロイド剤を使う
          5. ある程度症状が落ち着くまで、ビタミン剤や代謝賦活剤を続ける
      2. 内耳の中の浮遊物
          1. 前庭にある「耳石のかけら」がはがれ、半規管内に入るとめまいを生じる
          2. 耳が原因のめまいで最も多く、めまいの患者さまの20〜40%程度とされる
          3. 耳石が半規管から出れば、ピタッと治まる
      3. 前庭神経の炎症
          1. 平衡感覚に関係する前庭神経炎が炎症を起こすとめまいを生じる
          2. 耳が原因のめまいの中で、比較的持続時間が長い
          3. 数日間、1日中回転性めまい、嘔吐が続く、ひどい時は数ヶ月続く
          4. 精神安定剤、抗めまい剤や吐き気止めを使う
  2. ②神経内科領域のめまい
      1. 脳血管の障害
        1. 小脳や脳幹に出血や梗塞が起こると、めまいを生じることがある
          1. 「小脳」では、頭の位置に関係なくめまいが持続し、横になっていると目立たないが、立った途端にバランスを崩す
          2. 「脳幹」では、めまいと同時に半身の運動麻痺や感覚麻痺(しびれや感覚が鈍くなるなど)
          3. 舌がまわらない呂律障害などが同時に出るのが特徴
        2. 「椎骨脳底動脈循環不全」は、首の位置によって、決まってクラッとするめまいが生じる
          1. 首を動かすと「椎骨動脈」が圧迫され、一過性にめまいを生じる
  3. ③内科、循環器科領域  その他のめまい
      1. 頸椎(首の骨)の病気
          1. 頸椎の摩耗などによって、体のバランスをとるための手足からの情報が十分に脳に伝わらないと、めまいを生じる
          2. 頸性めまいは、後頭部から首の付け根にかけて強いコリや張りがある
          3. 立ったり歩いたりすると、「雲の上を歩いているような」フワッとしためまいが特徴
      2. 血圧変化
          1. 血圧が急激に変動すると脳へ送られる血液量が不安定になり、めまいを生じる
          2. 不整脈では心臓のポンプが一瞬機能停止し、一時的に血圧が低下して気が遠くなる感じがある
      3. 不安・心配ごと、低血糖、貧血によってもめまいを生じる

①耳鼻咽喉科のめまい

メニエール病

内リンパの貯留

内耳を満たす内リンパが過剰になる【 内リンパ水腫 】と内耳の働きが異常になり、めまいを生じる
一度聴力が悪くなったら、必ずしも元にもどらない
めまいがある時期は、抗めまい剤や吐き気止めを使い、めまいを止める
内耳のむくみには、浸透圧利尿剤やステロイド剤を使う
ある程度症状が落ち着くまで、ビタミン剤や代謝賦活剤を続ける
良性発作性頭位めまい症

内耳の中の浮遊物

前庭にある「耳石のかけら」がはがれ、半規管内に入るとめまいを生じる
耳が原因のめまいで最も多く、めまいの患者さまの20〜40%程度とされる
耳石が半規管から出れば、ピタッと治まる

 

前庭神経炎

前庭神経の炎症

平衡感覚に関係する前庭神経炎が炎症を起こすとめまいを生じる
耳が原因のめまいの中で、比較的持続時間が長い
数日間、1日中回転性めまい、嘔吐が続く、ひどい時は数ヶ月続く
精神安定剤、抗めまい剤や吐き気止めを使う

 


②神経内科領域のめまい

脳卒中(脳出血、脳梗塞)、椎骨脳底動脈循環不全

脳血管の障害

小脳や脳幹に出血や梗塞が起こると、めまいを生じることがある
「小脳」では、頭の位置に関係なくめまいが持続し、横になっていると目立たないが、立った途端にバランスを崩す
「脳幹」では、めまいと同時に半身の運動麻痺や感覚麻痺(しびれや感覚が鈍くなるなど)
舌がまわらない呂律障害などが同時に出るのが特徴
「椎骨脳底動脈循環不全」は、首の位置によって、決まってクラッとするめまいが生じる
首を動かすと「椎骨動脈」が圧迫され、一過性にめまいを生じる

 


③内科、循環器科領域  その他のめまい

脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症

頸椎(首の骨)の病気

頸椎の摩耗などによって、体のバランスをとるための手足からの情報が十分に脳に伝わらないと、めまいを生じる
頸性めまいは、後頭部から首の付け根にかけて強いコリや張りがある
立ったり歩いたりすると、「雲の上を歩いているような」フワッとしためまいが特徴
起立性低血圧、高血圧、不整脈

血圧変化

血圧が急激に変動すると脳へ送られる血液量が不安定になり、めまいを生じる
不整脈では心臓のポンプが一瞬機能停止し、一時的に血圧が低下して気が遠くなる感じがある
その他

不安・心配ごと、低血糖、貧血によってもめまいを生じる

 


私は医師ではないので診断はできませんが、

「めまい」は、心と体の不調のサインの1つです。

原因によって効く薬が異なります。

適切な治療ができるように、一緒に考えていきましょう。

 

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