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「術後合併症、4つのポイント」
「合併症」とは、何かの疾患が原因となって発症する別の病気、
もしくは、手術や検査したことが原因となって起こる病気のことです。
例えば、糖尿病の三大合併症として、腎障害、網膜障害、末梢神経障害が有名です。
手術や検査が原因となって発症する病気は、
「併発症」「手術併発症」「検査併発症」などと呼び分けることもあるようです。
腱板断裂手術の合併症では、
1.手術部位の発赤、痛みが強くなる、発熱など手術後感染
2.今回のような、上腕二頭筋長頭腱断裂
3.しびれや筋力低下などが生じる神経損傷
4.手術中の出血により創部の炎症が強くなり、疼痛を強く感じる術後出血
などがあります。
仮に腱板断裂と高血圧の病気が同時にある場合、
この2つは関連がないため「併存疾患」(併存症)と呼ばれます。
「合併症」とは異なるため覚えておきましょう。
ちなみに「既往」(既往症)は、これまでにかかった病気や受けた医療のことを指します。
保険申請などで、細かく審査される部分です。
入院したら是非「合併症」と「併発症」の違いを調べておきましょう。
私は、持病に糖尿病があり入院中食事は糖尿病食で、1日3回血糖測定があり薬も処方してもらっていましたが、糖尿病は「併発症」でした。
私は今回の入院で、この2つの違いが明確になりました。
何気なく使っている「合併症」という言葉を理解する、いい経験になりました。