パニック発作は、突然恐怖心が芽生えて動悸、息苦しさ、吐き気などの症状が繰り返し現れる病気です。
パニック発作になったときの苦しさや怖さから、「また発作が起きたらどうしよう」と心配になることが多く、これを「予期不安」といいます。
さらに、予期不安を和らげる方法や、休職を選択する場合のメリットとデメリットもお話します。
パニック発作の原因は完全には解明されていませんが、いくつかの要因が考えられています。
1. 脳の異常
脳の中で起きている現象が問題である可能性があります。
特に「延髄」と呼ばれる部位の機能に何らかの異常があると考えられています。
パニック症の人はわずかな二酸化炭素の変化に過剰に反応し、「酸素不足」と誤認識して症状が現れる可能性があります。
2. 性格(心理的要因)
元々不安が強い方や心配性の方、こだわりが強くて神経質な方は、パニック発作を起こしやすいと言われています。
3. 幼少期の辛い体験
幼少期に虐待などのつらい体験をした場合、パニック障害が発症しやすくなることが指摘されています。
4. 遺伝
パニック障害の家族歴がある場合、発症リスクが高まることが報告されています。
5. ストレス
強いストレスを受け続けると、パニック発作が起こりやすくなることがあります。
6. 神経伝達物質の異常
セロトニンやノルアドレナリン、GABAといった神経伝達物質のバランスが影響していると考えられています。
パニック障害は適切な治療を行うことで改善できる病気です。
ご自身に合った対処法を見つけて、不安感を軽減できることを願っています。
私の過去ブログを参考にしてください▼
予期不安が続く理由を知りたい。
予期不安が続く理由は複雑で、個人差がありますが、いくつかの一般的な要因が考えられています。
1. 神経生物学的要因
神経伝達物質のバランス
セロトニンやノルアドレナリン、GABAなどの神経伝達物質のバランスが影響しています。
これらの物質の異常は、不安感を引き起こす可能性があります。
脳の機能
脳の特定の領域や回路が予期不安に関連していると考えられています。
例えば、扁桃体(恐怖反応を制御する部分)や前頭前野(判断や認知の制御)が関与している可能性があります。
2. 心理的要因
過去のトラウマやストレス
過去のトラウマやストレス体験が、予期不安を引き起こす要因となることがあります。
性格特性
神経質、心配性、過敏な性格の人は、予期不安を感じやすい傾向があります。
3. 環境的要因
ストレス
長期間のストレスや緊張は、予期不安を悪化させる可能性があります。
生活スタイル
睡眠不足、不規則な食事、運動不足などが予期不安を増加させることがあります。
4. 遺伝的要因
予期不安は遺伝的要因による影響も考えられています。家族歴がある場合、発症リスクが高まることがあります。
これらの要因が組み合わさって、予期不安が続くことがあります。
専門家のアドバイスを仰ぐことで、適切な対処法を見つけることができます。
休職、転職せずに予期不安を和らげる方法を教えて。
以下にいくつかのアプローチをご紹介しますが、専門家のアドバイスを仰ぐことをおすすめします。
1. カウンセリングや心理療法
カウンセリングや認知行動療法(CBT)などの心理療法は、予期不安を軽減する効果があります。
専門家とのセッションを受けて、感情や思考のパターンを理解し、対処法を学びましょう。
2. ストレス管理
ストレスを軽減するために、リラクゼーション法や瞑想、深呼吸法を取り入れてみてください。
日常的なストレスを軽減することで、予期不安を和らげることができます。
3. ライフスタイルの改善
睡眠時間を確保し、バランスの取れた食事を摂ることで、体調を整えましょう。
適度な運動も予期不安を軽減するのに役立ちます。
4. 自己ケア
趣味や趣向に時間を割くこと、友人や家族との交流を大切にすることで、心の健康をサポートしましょう。
5. サポートシステムの活用
信頼できる友人や家族と話をすることで、気持ちを共有し、ストレスを軽減できます。
休職、転職を選択せずに、これらの方法を試してみてください。
ご自身に合ったアプローチを見つけて、予期不安を和らげることを願っています。
休職のメリットとデメリットが知りたい
休職のメリットとデメリットを考慮すると、少しでも休職することが良い場合があります。
休職によって以下の点が考慮されます。
1. メリット
心と時間の余裕
仕事に行きたいけど行けないというプレッシャーから解放され、心が穏やかになります。
また仕事から離れることで時間的余裕が生まれ、現状を客観的に見つめ、将来について冷静に考えることができます。
2. デメリット
給与の停止
休職中は給与が支給されないため、貯蓄がなければ経済的な負担が生じます。
復職後の適応
休職期間が終わった後、体調が戻っていない場合は退職となることも一応考慮しなければなりません。
休職は個人の状況により異なりますが、適切な判断を下すために専門家の意見を仰ぐことをおすすめします。
最後に
私は、ひどいときは毎朝覚醒時パニック発作と夜に予期不安に悩まされます。
日中は外に出ることがとても怖くて、心臓バクバク、筋硬直、金縛り状態になります。
その夜は予期不安が必ず起こり眠れなくなりますね。
もう長年経験しているので、発作のパターンは体でわかるのですが、起こると自分でコントロールできません。
布団に横たわり、時間が経過するのを待つことしかできません。意識は不鮮明です。
今回、脳の延髄という部分が関与しているかもしれないことを初めて知りました。
確かに呼吸困難が必ずあるのです。脳の誤作動が原因の1つと感じます。
私のブログを通じて、多くの方がこの病状を理解してもらえることを願っています。
以上、ご参考になれば幸いです。
参考資料
【医師監修】パニック障害の原因は? ストレスも関係している …https://medley.life/diseases/54c0c68f6ef458a202f199c3/details/about/symptoms/
パニック障害の原因。パニック障害はなぜ生じるのか. http://seseragi-mentalclinic.com/pdcause/.
休職のメリット・デメリットは?給料や過ごし方についても…https://www.neo-career.co.jp/careertrus/kyusyokudemeritto
復職後も欠勤が続く社員への対処について – 日本の人事部. https://jinjibu.jp/qa/detl/19650/1/.