ピーマンは栄養豊富で、体と心に多くの良い影響を与えます。
ピーマンは100gあたり20kcalと低カロリーで、ビタミン類が豊富に含まれている緑黄色野菜です。
ピーマンは、唐辛子を人工的に品種改良して作られた野菜です。
唐辛子の原産地は中南米ですが、15世紀に香辛料としてヨーロッパに伝来。
その後、辛味がなくなるように改良され、新しい品種としてピーマンが誕生しました。
ちなみに、パプリカもピーマンと同じく、唐辛子をルーツに持つ野菜です。
今回は美味しいピーマンの見分け方と摂取適正量、食べ過ぎたらどうなるのか、レシピなども合わせてご紹介します。
ピーマンが体と心に与える効果を10個ご紹介します。
1. 免疫力の向上
ピーマンにはビタミンCが豊富に含まれており、免疫力を高め、感染症から体を守ります。
2. 抗酸化作用
ビタミンCやビタミンEが含まれており、体内の活性酸素を除去し、老化や病気の予防に役立ちます。
3. ストレス軽減
ビタミンCはストレスホルモンの生成を抑え、精神的なストレスを軽減します。
4. 疲労回復
ビタミンB6やモリブデンが含まれており、エネルギー代謝を助け、疲労回復に効果的です。
モリブデンは、血液中の鉄が不足すると、肝臓に蓄えられている鉄の運搬を助け、血液をつくる働きを促進します。鉄欠乏性貧血の予防が期待されています。
5. 美肌効果
ビタミンCはコラーゲンの生成を促進し、肌の健康を保ち、シミやシワの予防に役立ちます。
6. 貧血予防
鉄分が含まれており、血液の生成を助け、貧血の予防に効果的です。
7. 心臓病予防
ピラジンという成分が血液をサラサラにし、心筋梗塞や脳梗塞の予防に役立ちます。
ピラジンは血液をサラサラにし、血栓ができるのを防ぐ働きがあります。
8. 便秘解消
食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、便秘の解消に効果的です。
9. ダイエット効果
低カロリーでありながら栄養価が高く、ダイエット中の栄養補給に最適です。
10. ガン予防
β-カロテンが含まれており、抗酸化作用によりガンの予防に効果が期待できます。
ピーマンを日常の食事に取り入れることで、これらの健康効果を享受できます。
美味しいピーマンを選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。
1. 色とツヤ
緑色が濃く、ツヤがあるものを選びましょう。色むらがなく、鮮やかな緑色が理想的です。
2. ヘタの状態
ヘタが緑色でみずみずしいものが新鮮です。ヘタが茶色くなっているものは避けましょう。
3. 重さ
同じサイズなら、手に取ってみて重いものを選びます。
重い方が水分が多く、みずみずしい証拠です。
4. 形
形が整っていて、あまり凸凹していないものが良いです。
まっすぐでぷっくりと膨らんだ形のものを選びましょう。
5. 触感
皮がしっかりとしていて、ハリがあるものを選びます。
しわが寄っているものは鮮度が落ちている可能性があります。
これらのポイントを参考にして、美味しいピーマンを選んでみてください。
ピーマンを新鮮に保つための保存方法をいくつかご紹介します。
冷蔵保存
1. 洗って乾かす
ピーマンを洗い、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ります。
2. 個別に包む
ピーマンを一つずつキッチンペーパーで包みます。
3. ポリ袋に入れる
包んだピーマンをポリ袋に入れ、口を少し開けた状態で野菜室に保存します。これで約3週間保存可能です。
常温保存
1. 短期間の保存
1週間以内に使い切る場合は、常温保存も可能です。
2. 風通しの良い場所
日が当たらず、風通しの良い涼しい場所に保存します。
冷凍保存
1. 下処理
ピーマンを洗い、ヘタと種を取り除きます。
2. カットして保存
ピーマンをカットし、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
3. 冷凍用保存袋に入れる
カットしたピーマンを冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫で保存します。
これで約1ヶ月保存可能です。
これらの方法を使って、ピーマンを長持ちさせてください。
ピーマンを食べ過ぎると、どうなりなりますか？
1. ビタミンCの過剰摂取
ピーマンにはビタミンCが豊富に含まれていますが、過剰に摂取すると下痢や吐き気、腹痛を引き起こす可能性があります。
2. 食物繊維の過剰摂取
ピーマンには食物繊維も多く含まれており、これを過剰に摂取すると腸を刺激しすぎて便秘や下痢の原因になることがあります。
3. 栄養バランスの偏り
ピーマンばかりを食べると、他の必要な栄養素が不足し、栄養バランスが崩れる可能性があります。
4. アレルギー反応
ピーマンにアレルギーがある場合、食べ過ぎるとアレルギー症状が悪化することがあります。
ピーマンは栄養価が高く、適量を守って食べることで多くの健康効果が期待できますが、過剰摂取には注意が必要です。
ピーマンの１日の適性な摂取量は？
他の緑黄色野菜も食べることを考慮すると、ピーマンの1日あたりの摂取量は50g程度が妥当です。
ピーマンを使ったレシピを少しだけご紹介します。
最後に
私は、子供の頃ピーマンがあまり好きではありませんでした。少しだけ苦いのがダメでした。
ところが大人になり、ピーマンの肉詰めや野菜炒めなどを食べると美味しいのです。
シャキシャキした歯ごたえもいいですね。炒めものに合っている気がします。
皆様もレシピを参考に、スタミナ料理を作って、酷暑の夏を乗り切って下さい。
以上、ご参考になれば幸いです。
参考資料
ピーマンの栄養価がすごい!多い栄養と7つの効果効能とは？. https://na-harmony.com/wellness/green-pepper-nutrition/.
ピーマンの栄養｜効果・効能や旬の時期、選び方や保存方法は https://greensnap.jp/article/10086
おいしいピーマンの見分け方・選び方 | 生活知恵袋.https://www.seikatu-cb.com/hozomiwa/pman.html
ピーマンの栄養と食べ過ぎによる体への影響｜1日何個までOK？. https://yosemite-lab.co.jp/post-82884.
