リンゴを食べることは、体と心に多くのポジティブな影響を与えます。
美味しいリンゴの見分け方や保管方法、リンゴの皮の役割などもお話します。
体と心に与える影響をそれぞれ10個説明します。
体に与える影響
1.抗酸化作用
リンゴにはポリフェノールが豊富に含まれており、細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。
これにより、老化や生活習慣病の予防が期待できます。
2.免疫力の向上
リンゴに含まれるビタミンCやケルセチンは、免疫システムを強化し、感染症や風邪から守る効果があります。
ケルセチンは、体脂肪の低減や抗肥満作用に加え、血中及び肝臓における酸化ストレスの抑制、
血圧を正常に保つ働き、コレステロールの低下や肝臓に蓄積する脂肪の抑止、肝臓障害の改善など様々な効果が期待できます。
3.消化の改善
食物繊維が豊富で、特にペクチンが腸内環境を整え、便秘の予防や改善に寄与します。
リンゴのペクチンは、オレンジよりも高い静菌作用があります。また腸内の善玉菌を増やして悪玉菌の排出を促します。腸内の活性酵素の発生を抑制し、大腸ガンの肝移転を防ぐ効果も期待できます。
4.心血管の健康
リンゴの成分は、コレステロールの低下や血圧の管理に貢献し、心臓病や動脈硬化のリスクを低減します。
5.体重管理
フィトケミカルや食物繊維が食欲を抑える働きをし、体重管理や肥満予防に役立ちます。
リンゴの特に皮に含まれるポリフェノールはファイトケミカルの一種です。体内では作ることができないため、健康維持や美容のために積極的に取り入れたい成分です。
体内の活性酸素を抑えて、生活習慣病や老化などを予防してくれるのです。 抗酸化力は「ビタミンC」や「ビタミンE」などの栄養素よりも、ファイトケミカルの抗酸化力は遥かに上回ります。
6.血糖値の安定化
リンゴに含まれる食物繊維は、糖質の吸収を遅らせ、血糖値の急上昇を防ぎます。
これにより、糖尿病のリスクを下げると言われています。
7.骨の健康
リンゴにはカルシウムやその他のミネラルが含まれており、骨を強化します。特に、骨密度を保つ助けとなります。
8.抗炎症作用
リンゴのポリフェノールが炎症を抑える働きがあり、慢性疾患のリスクを減少させる可能性があります。
9.皮膚の健康
抗酸化作用とビタミンCの豊富さにより、肌の老化を防ぎ、シミやしわの予防にもつながります。
10.エネルギー供給
リンゴには炭水化物が含まれており、体のエネルギー源となります。疲労回復にも有用です。
心に与える影響
1.ストレスの軽減
リンゴを食べることは、ストレスホルモンのレベルを下げ、心の安定を促すとの研究があります。
2.気分の向上
フィトケミカルが心理的な健康をサポートし、気分を明るくする作用があります。
フルーツを摂取することでセロトニンの分泌が促進されることも報告されています。
3.集中力の向上
炭水化物が脳のエネルギー源として働き、集中力の向上や認知機能の改善が期待されます。
4.メンタルヘルスの改善
定期的な果物摂取が、うつ病や不安症状を軽減するのに役立つとされています。
5.心の安定
栄養素が豊富なリンゴは、身体と心の調和を保ち、過剰な感情の波を抑える助けとなることがあります。
6.リラックス効果
リンゴを食べることは、心を落ち着ける効果があり、食事を通じてリラックスできるひとときを提供します。
7.社交性の向上
軽食やデザートとして、誰からも愛されるリンゴを共有することで、
家族や他者との交流を促し、社交的なつながりを深める機会が増えます。
8.創造性の向上
健康的な栄養食としてリンゴを摂取することで、脳に必要な栄養を供給し、創造的な思考を助ける場合があります。
9.自己管理感の向上
健康的な食生活の一環としてリンゴを摂取することで、血糖管理など自己管理能力の意識が高まります。
10.習慣的な健康意識の高まり
日常的にリンゴを食べることで、食べ過ぎを予防し、全体的な健康意識が高まります。
これらの影響を考えると、リンゴは単なる美味しい果物だけでなく、
心と体の健康にとって非常に有益な食品であることがわかります。
美味しいリンゴを選ぶポイントはいくつかあります。
1. 全体的に赤くムラがない
しっかり熟した甘いリンゴは、太陽に光をたくさん浴びて赤く色づきます。
未熟なリンゴは酸味が強いため、果実に緑の部分がないかチェックしましょう。
2. おしりが黄色い=甘い
リンゴのおしり(置いたときに下になる部分)が黄色いものは、十分に熟しており甘いです。
完熟して甘いリンゴを選ぶなら、おしりが黄色いリンゴを選びましょう。
3. 全体的にツヤがある
赤く発色していてツヤのあるリンゴは、濃厚で美味しいです。
逆に少し酸味のあるリンゴを好む場合は、おしりが赤くない、あるいは緑色のものを選ぶと良いでしょう。
リンゴ狩りの際は、日当たりの良い場所にあるリンゴを選ぶと良いです。
晴天が続いたあとの日に果物狩りをすると、糖分がぎゅっと凝縮しておいしくなります。
リンゴの上手な保存方法は?
リンゴの保存方法は、季節や状況に応じて選ぶことが大切です。
1. 常温で保存する場合
リンゴは風通しの良い冷暗所で保存しましょう。
1個ずつ新聞紙かキッチンペーパーで包んで、乾燥しないように気をつけましょう。
2. 冷蔵庫で保存する場合
適した保存温度は0~5℃です。
1個ずつ新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、湿度調節を行うとおいしさをキープできます。
3. 冷凍庫で保存する場合
薄くスライスしてから冷凍すると、シャーベットのような味わいが楽しめます。
保存袋に入れて密封し、空気を抜いてから冷凍庫に入れましょう。
4. 段ボールに入ったりんごを保存する場合
1個ずつ新聞紙かキッチンペーパーで包んで、乾燥を防いでくれるのでおいしさも長持ちします。
正しい保存方法で、リンゴの美味しさを長持ちさせましょう。
リンゴの皮の役割は?
リンゴの皮はむいたり、むかないで食べることができますが、選択は好みによります。
りんごの皮には食物繊維やビタミンCなとの栄養が豊富に含まれているため、むいた場合には一部の栄養素を失います。
また、りんごの皮はりんごの風味を引き立てる役割もあります。
以下のポイントを考慮して、自分の好みに合った方法で食べてみてください。
皮をむく場合
リンゴの皮をむくと、食感が柔らかくなり、甘さが際立ちます。
リンゴの皮をむく際は、新鮮で洗った皮を使いましょう。
皮をむかない場合
リンゴの皮をそのまま食べると、歯ごたえがあり、栄養素を多く摂取できます。
よく洗ってからそのまま食べることができます。
どちらの方法でも良いので、リンゴの美味しさを楽しんでください。
最後に
私は、リンゴが体に良いことはなんとなく理解していましたが、
今回調べると、どんどんメリットが溢れ出てきました。
これは毎日1個続けて食べると相当健康が維持できそうな気がします。
リンゴにまつわることわざに
「朝のリンゴ(果物)は金、昼は銀、夜は銅」
があります。 イギリスに伝わることわざで、リンゴを食べるタイミングは朝がベストという意味ですね。
今まさにパリオリンピックが開催され日本が活躍していますが、リンゴはメダルに値するほどの果物と言えそうです。
問題は、今リンゴの価格が高いんです。特に品質の良さそうな赤く輝いている物や「王林」はビックリします。
私は、メダルに手が届きません。
以上、ご参考になれば幸いです。
参考資料
りんご農家が伝授!おいしいりんごの見分け方&楽旨レシピ3品 ..https://macaro-ni.jp/106006
誰でも簡単!甘いりんごの選び方とは?蜜入りりんごの見分け方 ….https://web.hh-online.jp/hankyu-food/blog/lifestyle/detail/001771.html
美味しいりんごの見分け方とは?保存方法や美味しい食べ方も …. https://murayama.sakefuru.com/media/fruit/distinguish-apple/.html.
りんごの保存方法 長持ちさせる保存の仕方 – 果物ナビ. https://www.kudamononavi.com/hozon/apple.