▶高齢者が熱中症かなと思ったら行う7つのポイントを教えて!

心と体のケア
高齢者が熱中症かなと思ったら行う7つのポイントを教えて!

高齢者が熱中症になりやすい夏場は、特に注意が必要です。

熱中症の症状が見られた時に何をすべきかを、ここでは分かりやすく具体的にご紹介します。

以下の7つのポイントを実践することで、高齢者が熱中症の危険にさらされることを防ぎ、その健康を維持することが可能です。

 

1. 確認する – 症状を見逃さない

最初に行うべきステップは、熱中症の兆候を確認することです。

高齢者の場合、症状が現れる時期が他の年齢層よりも遅れることがあります。

以下のような症状に注意を払いましょう。

  • 頭痛、めまい、ふらつき
  • 体温の異常(通常よりも熱い)
  • 疲れやすさや倦怠感
  • 意識がぼんやりすることや混乱
  • 皮膚の乾燥や赤み

これらの症状が見られた場合は、迅速に対応する必要があります。

 

2. すぐに涼しい場所へ移動

熱中症の疑いがある場合、最初の行動として涼しい場所に移動します。

エアコンの効いた部屋や、扇風機の近くなど、体を早急に冷やす環境を選びましょう。

外出中の場合は、日陰や冷房のある建物に入ることが重要です。体温を下げることが最優先となります。

 

3. 水分補給を行う

体温を下げた後は、次に水分補給を行います。

熱中症の主な原因は体内の水分不足です。水やスポーツドリンクなどを少量ずつ摂取し、急激に飲まないように注意しましょう。

また、特に塩分の補給が必要な場合には、スポーツドリンクや食塩水などを利用するのが効果的です。

目安として、1時間ごとに200〜300mlを飲むよう心掛けましょう。

 

4. 体を冷やす

水分補給と並行して、体を直接冷やす方法も採用します。

タオルを冷水で濡らし、首や脇の下、太ももなどの血管が集まる部分を冷やすと効果的です。

また、氷や冷却パッドを当てることも有効ですが、直接肌に当てないように注意しましょう。

肌と冷却品の間に布などを挟むと、凍傷の危険を避けられます。

 

5. 体調を観察する

冷却や水分補給の後も、体調の変化に目を光らせ続ける必要があります。

もし体温が下がらない、意識がはっきりしない、あるいは症状が悪化する場合は、すぐに医療機関に連絡することが求められます。

特に高齢者は自己判断が難しくなることがあるため、周囲の人間がしっかりと見守ることも重要です。

 

6. 医療機関に相談する

症状が改善しない場合、すぐに医療機関に相談します。

専門家からのアドバイスや治療を受けることが、熱中症による危険を大きく減少させます。

特に、高齢者の場合は、他の持病や健康状態にも影響が出ることが多いため、早期の受診をおすすめします。

 

7. 身近な人に相談する

熱中症の疑いがあると自覚した場合、自分だけで対処せず、家族や友人に相談することも大切です。

常に誰かと連絡を取り合い、反応やアドバイスを受けることで、適切かつ迅速な対応ができます。

また、周囲の人が様子を見守ってくれることで、精神的な安心感も生まれます。

特に夏の間は、高齢者の周りの人々にも注意を促し、連携を図りましょう。

 

まとめ

高齢者が熱中症の疑いを持った際に行うべき7つのポイントを紹介しました。

これらの対策を講じることで、熱中症のリスクを低減し、健康を守ることができます。

特に暑い時期には、周囲の人々と協力し合いながら、中高年層の健康サポートに取り組んでいくことが大切です。

普段からの意識や準備が、入念な対策を可能にし、万が一の時に冷静に対応できる力となります。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

参考資料

[こんな人は特に注意!「高齢者」 | 熱中症ゼロへ – 日本気象協会推進](https://www.netsuzero.jp/learning/le05)

[[PDF] 高齢者のための熱中症対策](https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/pr/heatillness_leaflet_senior_2021.pdf)

[【5分でわかる】高齢者の熱中症対策!原因・対処法について](https://healthscienceshop.nestle.jp/blogs/isocal/knowledge-heatstroke-001-index?srsltid=AfmBOoqliKDu2j2TNA0KZIPCGhKDnbDkfWA3QhvdSuHZ6ag8DmeP_JAf)

[熱中症に注意しましょう(高齢者の注意点) – 千葉県](https://www.pref.chiba.lg.jp/ontai/necchusho/koreisha.html)

[熱中症を防ぎましょう – 厚生労働省](https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/prevent.html)

[【熱中症】高齢者ならではの特徴や症状・予防策についても解説](https://agrie.jp/archive-column/2024_8_2/)

[熱中症予防 5つのポイント – 埼玉県](https://www.pref.saitama.lg.jp/a0704/netsuchusyo/5point.html)

[[PDF] 2.高齢者と子どもの注意事項 – 環境省熱中症予防情報サイト](https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_3-2.pdf)

[なぜ高齢者の熱中症は減らないのか? – 大正製薬](https://www.taisho.co.jp/company/newsletter/2025/20250527001989/)

[高齢者のための熱中症対策 – 大網白里市](https://www.city.oamishirasato.lg.jp/0000014514.html)

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