「思いついたメロディをすぐに楽譜に残したい」「移動中にサクッとアレンジ作業をしたい」
そんな願いを叶えてくれるのが、Androidスマホで使える楽譜作成アプリです。
かつてはPCソフトが主流でしたが、今はスマホの進化とアプリの充実により、場所を選ばずに本格的な作曲・採譜が可能になりました!
今回は、あなたの音楽制作を加速させる、使い勝手が良く機能も充実した最新のおすすめアプリを5つ、詳しくご紹介します。
1. スコア編集の定番中の定番!「Sibelius | Cloud Publishing」
プロの現場でも長年使われている楽譜作成ソフト「Sibelius(シベリウス)」の強力な機能をモバイルでも手軽に利用できるのが、この「Sibelius | Cloud Publishing」です。
オススメポイント
PC版との連携の強さ
PC版Sibeliusで作成したファイルをモバイルで確認・簡易編集したり、逆にモバイルで作成した楽譜をPCで仕上げたりと、シームレスな連携が可能です。
高品質な音源再生
作成した楽譜は、内蔵の高品質な音源で再生できます。
イメージ通りのサウンドをすぐに確認できるのは大きなメリットです。
クラウド機能
楽譜データをクラウドで管理できるため、端末を問わずどこからでもアクセスでき、データのバックアップも安心です。
こんな人におすすめ
「いつかPC版のSibeliusも使ってみたい」「データの互換性や安定性を重視したい」という、本格的な作曲・編曲を目指す方に特におすすめです。
2. 直感的な操作で初心者にも優しい「MuseScore Studio」
世界的にユーザーが多い無料の楽譜作成ソフト「MuseScore Studio」の公式モバイルアプリです。
(Windows、Mac、 Linux に対応しています。Androidには残念ながら提供されていません。)
無料とは思えないほどの機能の充実度と、コミュニティの活発さが魅力です。
オススメポイント
圧倒的な無料の充実度
基本的な楽譜作成機能はほぼ無料で利用できます。
多声部・多段の楽譜作成、パート譜の自動作成など、プロレベルの機能も搭載。
直感的な入力方法
タップやフリック操作で音符を入力でき、スマホの小さな画面でもストレスを感じにくいインターフェースです。
巨大な楽譜ライブラリ
世界中のユーザーが共有した数百万点もの楽譜を閲覧・ダウンロードできるコミュニティ機能があります。既存の曲の採譜やアレンジの参考にもなります。
こんな人におすすめ
「まずはお金をかけずに楽譜作成を試してみたい」「操作が簡単なものが良い」という、
楽譜作成アプリ初心者から中級者まで、幅広くオススメできる最強のフリーアプリです。
3. ギターやバンド譜に特化!「Ultimate Guitar: Chords & Tabs」
厳密には楽譜作成アプリではありませんが、ギターやベースなどのフレット楽器のタブ譜(Tablature)と
コード譜の編集・作成・閲覧において、世界で最も利用されているアプリの一つです。
バンドサウンドの曲作りには欠かせません。
オススメポイント
大量のタブ譜ライブラリ
数百万曲以上の既存曲のタブ譜・コード譜が利用可能です。
タブ譜の編集・作成機能
既存のタブ譜を編集したり、ゼロからオリジナルのタブ譜を簡単に作成できます。
ギターリストにとっては、通常の五線譜よりも直感的に音符を入力できるでしょう。
便利な練習機能
スピード調整、カポタスト機能、自動スクロールなど、演奏練習に役立つ機能が満載です。
こんな人におすすめ
「ギターやベースを弾く」「バンドスコアを作りたい」「タブ譜で入力したい」という、ギタリスト、ベーシスト、そしてバンド曲を制作する方に最適です。
4. 持ち運び便利なデジタルノート「Symphony Pro (iPad・iOS用ですがAndroid代替として)」
※こちらは本来iPad・iOS向けアプリで、Android版は提供されていませんが、
Androidユーザーが近い体験を得られる代替アプリとして「Encore Music Composer (Trial)」や「Maestro – Music Composer」をご紹介します。
Androidスマホで本格的な楽譜作成を求めるなら、多機能でUIが洗練されたアプリを探す必要があります。
代替アプリのポイント (Encore Music Composer / Maestro)
細かな記号入力
休符、連桁、装飾音符など、細かい記譜記号にも対応しており、本格的なオーケストラ譜面にもチャレンジできます。
MIDI入力対応
外付けのMIDIキーボードを接続して、鍵盤を弾きながら音符を入力できる機能を持つアプリもあります。
これにより、手書き入力よりも格段に高速で正確な採譜が可能です。
ファイル出力形式の豊富さ
MIDIファイル、MusicXML、PDFなど、様々な形式でのエクスポートに対応しており、他のソフトとの連携もスムーズです。
こんな人におすすめ
「スマホの小さな画面でも、オーケストラや複雑なアンサンブルの楽譜を書きたい」「MIDIキーボードを使った高速入力が必要」という、
高度な記譜が求められるプロ志向の方に探していただきたいカテゴリのアプリです。
5. 手書き入力にも対応!「Notion (ノーション) – Play and Compose」
紙と鉛筆で書くような直感的な操作感と、本格的な記譜機能を両立させたアプリです。
特に、手書き入力に対応している点が他のアプリにはない大きな特徴です。
オススメポイント
手書き認識機能 (ペン入力)
スタイラスペンや指で画面に直接音符や記号を描くと、それをアプリが認識してデジタル譜面に変換してくれます。
まさに「紙のノートのように」感覚的に使える点が魅力です。
高品質な音源
有名なオーケストラ音源ライブラリ「Soundiron」の音源を採用しており、再生時のサウンドのクオリティが非常に高いです。
シンプルなUI
ごちゃごちゃしておらず、楽譜の作成に集中できるシンプルで洗練されたインターフェース設計です。
こんな人におすすめ
「紙に書くように直感的に操作したい」「本格的な音色で再生を確認したい」「手書き入力でスピードを上げたい」という、
デジタル操作が苦手な方や、直感的な作曲・採譜を求める方に最適です。
まとめ:あなたの音楽スタイルで選ぼう!
ご紹介した5つのアプリ(カテゴリ)は、それぞれ強みと特徴が異なります。
ご自身の音楽制作のスタイルや、作りたい楽譜の種類に合わせて、最適なアプリを選んでみてくださいね。
最初は無料版や体験版から試してみるのがオススメです!
楽譜作成ライフを楽しんでください!
以上、ご参考になれば幸いです。
