こんにちは!
ご自身の体調と向き合う中で、「双極性障害2型」躁鬱病という診断を受けたのですね。
これまでの「うつ病」としての治療から一歩進んで、より自分に合ったケアを探る大切なタイミングかと思います。
結論からお伝えすると、デュロキセチン(サインバルタ)やミルタザピン(リフレッシュ/レメロン)などの抗うつ薬は、
双極性障害とわかった時点で「慎重な見直しが必要」になります。
しかし、「今すぐ自分の判断でパッと止める」のは一番危険です。
2026年現在の最新の治療指針に基づき、なぜこれらのお薬が議論の対象になるのか、
そしてどう向き合えばいいのかを詳しく解説します。
1. なぜ「抗うつ薬」を止めるべきか議論されるの?
双極性障害(1型・2型ともに)において、抗うつ薬の使用には
があるからです。
躁転:ブレーキが効かずに加速してしまう
双極性障害の方は、脳の「感情のアクセル」が非常に敏感です。
うつ病だと思って抗うつ薬(アクセル)を踏み続けると、うつが治るのを通り越して、
軽躁状態(イライラ、多弁、活動しすぎ)に跳ね上がってしまうことがあります。
特にデュロキセチンのようなSNRIは、意欲を出すノルアドレナリンにも作用するため、
アクセルが強くかかりやすい側面があります。
急速交代:波が激しく、細かくなってしまう
最新の研究では、抗うつ薬を使い続けることで、
気分の波のサイクルが短くなってしまう(1年に何度も波が来る)リスクが指摘されています。
2型の方は「うつ」の期間が長いため、つい抗うつ薬を頼りたくなりますが、
長期的には「波を不安定にする原因」になってしまうことがあるのです。
2. デュロキセチンとミルタザピンの「今」の評価
デュロキセチン(サインバルタなど)
SNRIと呼ばれるこの薬は、意欲を高める力が強い反面、双極性障害においては「躁転させやすい薬」として警戒されることが多いです。
診断が2型に変わった場合、多くの医師は「気分安定薬(リーマスやラミクタールなど)」を主軸に据え、このお薬を徐々に減らしていく方向で検討します。
ミルタザピン(リフレックス、レメロンなど)
NaSSAと呼ばれるこの薬は、眠気や食欲を出す力が強く、うつ病の治療では重宝されます。
しかし、双極性障害においてはやはり躁転のリスクがあり、特に「デュロキセチン+ミルタザピン」の組み合わせ(通称:カリフォルニア・ロケット)は、
3. 「すぐに止めてはいけない」2つの理由
「じゃあ今日から飲むのを止めよう!」と思うかもしれませんが、それは絶対に避けてください。
理由①:離脱症状(りだつしょうじょう)
特にデュロキセチンなどは、急に止めるとシャンシャンという耳鳴り、めまい、吐き気、強い不安感などの「離脱症状」に襲われることがあります。
これは病気の悪化ではなく、薬が急に抜けたことによる身体のパニックです。
理由②:気分の「どん底」への再落下
いきなりアクセルを外すと、再び深い「うつ」に突き落とされる危険があります。
最新のガイドラインでも、抗うつ薬を止める際は「気分安定薬」で心の土台を補強しながら、
数週間〜数ヶ月かけてカタツムリのようなスピードで減らしていくのがセオリーです。
4. 2026年最新:2型のこれからの治療戦略
2型とわかった後の治療は、単に「薬を止める」ことではなく、「薬の主役を交代させ」ことがメインになります。
主役の交代
抗うつ薬から、ラミクタール(ラモトリギン)やリーマス(リチウム)、
あるいは最新のラツーダ(ルラシドン)といった「気分の波を平らにする薬」へシフトしていきます。
併用という選択肢
2型の場合、どうしても「うつ」が改善しない時に、
気分安定薬をしっかり飲んでいるという「ガード」を固めた上で、ごく少量の抗うつ薬を併用し続けるケースもあります
(これを「カバー付きの抗うつ薬使用」と呼んだりします)。
まとめ:これからのステップ
双極性2型と診断されたことは、これまでの「なぜか薬が効きにくい」「波がある」という悩みの正体がわかった、大きな前進です。
自己判断で止めない
まずは今の処方を維持しつつ、主治医に
と相談しましょう。
波の記録をつける
薬を減らしていく過程で、イライラが増えていないか、
逆に沈みすぎていないかをメモしておくと、お薬の調整がスムーズになります。
