【心と体のケア】▶「年末年始は、薬の整理をするチャンスです!」

心と体のケア
年末年始は、薬の整理をするチャンスです!

古い薬が箱の中にたくさん残っていて、まだ使えたり飲めそうだけど、どうしよう?

と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。今回は、薬の整理と保管について私の感想を含めてお話します。

 

薬の整理と保管には、次のような手順があります。

1.薬を全て集めて、使用期限や必要性を確認します。

期限切れや不要な薬は処分します。

2.薬を市販薬と処方薬に分けます。

処方薬は飲み忘れを防ぐために目につく場所に置きます。

市販薬は人別、目的別、症状別などに分類します。

3.薬を使用する場所や頻度に合わせて定位置を決めます。

子どもの手の届かない場所や扉の中などに収納します。

4.薬を使いやすく収納します。

引き出しや棚に収納する場合は、小物ケースや仕切りを使って整理します。

5.外出時に持ち運びできるケースを用意します。

錠剤が小分けできるピルケースは重宝します。

6.病院でもらう薬は処方箋袋のまま保管しましょう。

病院でもらう薬は、薬袋のまま収納するほうがよいでしょう。

薬袋には、いつ、何錠飲むのか、医院名、日付、薬局連絡先など多くの情報が記載されているからです。

私のオススメは薬袋が紙ならば、上部の不要な部分を切ります。

ちょうど良いサイズのユニパックに薬袋ごといれます。

チャックは閉じて、もしあれば乾燥剤を1つ入れておくといいですね。

7.普段は、中が見えない棚や引き出しに収納します。

かごやふたのないボックスなどに仕切りを使って小分けすれば、取り出したとき見やすくなります。

薬袋は立派な個人情報です。来客があるのに、机に置きっぱなしは止めましょう。
もし来客が薬をよく知る人ならば、薬袋を見ただけて病気、状態、薬剤費用、薬局の場所、ジェネリック薬品かどうかなど、すぐにわかってしまいます。

8.抗菌薬は飲み切ることが原則です。もし余っても、すぐ破棄しましょう。

抗菌薬、抗ウイルス薬は、その日その時の症状に合わせた特注薬品です。日が違えば、同じ症状でも適切な薬が変わることは本当によくあります。
これは菌交代症といって、抗菌薬の投与によって感染症を起こしている感受性菌が少なくなり、
この抗菌薬が効かない耐性菌だけが生き残り増加するためです。最近、話題になっている「薬剤耐性(AMR)」です。

薬剤耐性(AMR)については、私の過去ブログを参考にしてください▼

9.市販薬は箱から出しましょう。

市販薬は箱が大きく、取り出しにくいのが難点です。

収納するにもかさばってしまいます。

そんなときには、箱から薬を出しユニパックなどに詰め替えるのがおすすめです。

説明書も必ず一緒に入れておきましょう。

10.常に前の薬から飲みましょう。

薬をピルケースに小分けしても、飲み忘れることがあると思います。

このときは、すぐ再利用して日付の古い薬から飲む習慣を身につけましょう。

飲み忘れた薬を違う場所に入れて保管すると、いつもらった薬か全くわからなくなります

このような実際には飲まれていない薬が、経験的にとても多いと考えています。

薬は貴重な医療資源です。漢方薬や特定の薬など薬局が欲しくても入手できず、必要な患者様にご迷惑をかけているのが現状です。

お薬の適切な管理をどうか宜しくお願いします。

 

最後に

年末年始に、是非お薬を整理する時間をつくりましょう。

もし厄年ならば、それは薬年(薬を整える年)と言い換えることができると、私は思っています。個人的な感想ですが…。

2024年が、皆様の心と体にとってより向上する年になることを願っています。

薬剤師薬学生の皆様にとっては、さらなる飛躍の年になることをお祈りいたします。

 来年も私のブログ「健者の見聞録」を引き続き、宜しくお願い申し上げます。

タイトルとURLをコピーしました