補中益気湯
補中益気湯は漢方薬の一種で、気虚や血虚の状態に対して補う効果があります。
「耳管開放症」の患者さんは、耳管の粘膜が乾燥しやすく、自声強聴や呼吸音聴取などの症状を引き起こします。
補中益気湯は、人参、白朮、茯苓、甘草、当帰、白芍、川芎、桂皮などの生薬からなります。
一般的には、1日3回、食前または食間に服用します。
副作用はほとんどありませんが、個人差や体質によっては、胃腸の不快感や発疹などが起こることがあります。
「耳管開放症」の原因や症状は個人によって異なりますので、耳鼻咽喉科の専門医に相談してください。
当帰芍薬散
当帰芍薬散は、漢方薬の一種で、血液の循環を良くする効果があります。
当帰芍薬散は、水毒という鼻の粘膜や鼻水の炎症を改善し、嗅覚を回復させると考えられています。
鼻水、のどの痛みなどの風邪の症状が治ったにもかかわらず、臭いがしないなどです。
当帰芍薬散は、当帰、白芍、川芎、桂皮、甘草などの生薬からなります。
一般的には、1日3回、食前または食間に服用します。
副作用はほとんどありませんが、個人差や体質によっては、胃腸の不快感や発疹などが起こることがあります。
当帰芍薬散は、耳鼻科の「めまいや嗅覚障害」の症状の治療法の一つとして有効な可能性があります。
耳鼻科の症状の原因や程度は個人によって異なりますので、耳鼻咽喉科の専門医に相談してください。
最後に
漢方薬の特殊な使い方はいろいろありますが、この2つは盲点でした。
耳鼻咽喉科は、利水作用をもつ漢方薬をよく使うため、めまいを連想することが多いです。
また、咳、喉、鼻水、鼻づまりなどに用いる漢方が有名で、今回のような「耳管開放症」や「嗅覚」の作用はなかなか思いつかないです。
今後も普段気づかない使い方があれば、すぐにご紹介しますね。
以上、ご参考になれば幸いです。