「派遣薬剤師」7つのポイント
今回と次回は、私が薬局薬剤師(調剤薬局・ドラッグストア、派遣薬剤師)へ転身後に感じたことをスポットでご紹介するシリーズです。
私は、病院を辞めたあと受験を控えた子供など家族を養う必要があり、なるべく高額な仕事を探していました。
派遣薬剤師の時給が高いとわかり、早速いくつかの派遣会社に問い合わせました。
「派遣薬剤師」について思うことは、
1.時給が比較的高い
2.薬局の親会社や店鋪は選べない
3.店舗移動が不定期にある
4.投薬(処方箋に記載された薬剤を患者さんに説明し手渡すこと)を任されることが多い
5 .「残業はなるべく控えて」と言われる
6. 1日だけ応援勤務で入るとき、1人薬剤師だったことが数回ある
7.派遣薬剤師を中年以降も続けることは困難と感じる
などがあります。
1.時給が比較的高い
1.私個人と派遣会社分を合わせた金額が時給となり、雇う薬局は比較的高い時給を支払っています。
2.薬局の親会社や店鋪は選べない
2.もし勤めたい薬局があれば、そこに就職するべきです。
3.店舗移動が不定期にある
3.人材不足の補充として勤務することが多いため、社員、パートが決まり次第移動になることがあります。
4.投薬(処方箋に記載された薬剤を患者さんに説明し手渡すこと)を任されることが多い
4.比較的若い薬剤師ならば調剤を任されることがあるかもしれません。私の場合、どこで勤めても年配になるため、投薬が多かったです。
5 .「残業はなるべく控えて」と言われる
5.時給が高めなので、残業をしない努力をしましょう。私は、どのレセコン(レセプト・コンピューター)による薬歴入力でも対応できるように、「テンプレート入力法」を使っていました。まず、気に入ったテンプレート文を探し薬歴に入れ、そこから文章を加工します。短時間で、見栄えの良い薬歴を書くことができます。これは今でも役立っているスキルです。
6. 1日だけ応援勤務で入るとき、1人薬剤師だったことが数回ある
6.断わることもできると思います。多くの薬局には事務テクニシャンがいて調剤応援してくれます。誰も手伝ってくれないという状況はありません。
7.派遣薬剤師を中年以降も続けることは困難と感じる
7.社員やパートではない存在のため、いつかは他店へ移動する、あるいは契約終了になるという感覚が常にあります。生涯安定雇用ではないですね。
最近は、「紹介付き派遣薬剤師」もあるようです。
派遣で働いてみて、相性が良ければ正社員かパートになる制度のようです。中途採用の場合、いい働き方だと思います。
私は、当時いろんな薬局の様々なレセコンを扱えるようになりました。
また残業をしなくても、相当数の投薬人数をこなすことができるようになりました。
得た知識、経験、スキルは、大きかったと思っています。
今はもう歳が還暦前で、調剤能力や体力が落ちているので、派遣薬剤師になることはないですね。