「手術直後の様子」
術後すぐ「痛い!」と感じたのは喉でした。
全身麻酔のため確実な気道確保法として気管に専用の気管チューブが挿入(気管挿管)されていたと思います。
さらに身体を見てビックリ!管だらけで、身動きができませんでした。
左足に留置針、
左腕・右鎖骨部に点滴用の管(カテーテル)、
左手指先にベッドサイドモニター装着。(心電図や心拍数、SpO2呼吸数、脈拍などのデータを確認するため)
尿道カテーテルが繋がれています。
尿道カテーテルとは、尿を排出させるため尿道から膀胱へ 挿入するチューブ(管)のことです。
持続的に尿を排出させる場合、チューブ(管)先端のバルーンという小さな風船を膀胱内で膨らませ、チューブ(管)が自然に抜けないように 固定し、挿入したままの状態にします。
両足膝下にエアーマッサージャーが装着されていました。
エアーマッサージャーは、術後エコノミークラス症候群のような血栓(深部静脈血栓)を予防するための医療機器です。
両足ふくらはぎを交互に「ウィーン、プシュー」という音とともにマッサージします。
ゆったりしたリズムで音を刻むので、体がそのリズム感を覚えてしまい、
「次は右足、今から機械が動くぞ!」→「ウィーン、プシュー」とタイミングがバッチリ合うようになりました。
右腕は神経ブロックが効いており、肩の痛みはほぼ無く、右手の親指、人差し指が痺れる程度でした。
「先生が言ってたとおり、痛くない」
痺れが続くようなら、看護師さんに伝えるように説明を受けていました。
尿道カテーテルに慣れていないため、とても違和感があります。
言葉でうまく言えず、経験者ならばわかってもらえますね。
隣りのベッドの方は、尿道カテーテルに慣れているのか、溜まったらナースコールで
「溜まったからよろしく」と言ってました。
喉が痛いので、お茶をいっぱい飲むと蓄尿バッグがすぐ膨れるのを見て、
「膀胱はいつも頑張ってくれているんだな」「スゴイ」
と思ってしまいました。