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「手術翌日は痛みMAXです!」
この日から痛みとの戦いです。
「痛みは10段階で言うと、どれ位ですか?」と聞かれます。
NRS(Numerical Rating Scale)という、「患者さんが感じている痛み」を数字で評価するための指標です。
NRSは、0〜10 まであり、0は全く痛みなし、10は最高の痛みです。
この日は、右肩痛が「10段階の10」。最も痛かった日です。
これから毎日聞かれますが、10はこの日だけでした。
「今日は、まわりの管や線など、外していきましょう」
看護師さんが、テキパキ動きながら言ってくれました。
右肩の痛み以外の体調は問題なく、管や線がどんどん外れました。
残ったのは右肩鎖骨部の管と左腕の留置針だけ。
右肩鎖骨部の管から持続ポンプで痛み止めが注入されています。
左腕の留置針は、もしも熱が上がって抗菌薬を点滴するときのために残しています。
尿道カテーテルを抜かれた時は、また変な感覚がありますね。
看護師さんから「パンツはどれにしますか?」と聞かれて返事に困っていると、
「緑にしましょう」と緑色の目立つパンツを選んでくれました。
自分で取れないので、本当に子供のようです。
すぐには自力で排尿が難しく、膀胱内の残尿を看護師さんに確認してもらう必要がありました。
膀胱内尿量は、下腹部のちょうど膀胱上にあたる部分に、
ゼリーをつけたエコー(超音波)の機械を当てて確認します。
しばらく尿道が痛くてトイレが辛かったですね。
血栓予防のエアーマッサージャーが取れてからは、気がついたら足をこまめに動かすようにしました。
「エコノミー症候群で、深部静脈血栓になったら、また大変なことになる」
と肝に銘じて。