「血糖値が安定してきた」
今回の入院で初めてインスリン治療を行い、手術前後は厳格に血糖をコントロールしました。
手術後3日目から内服薬に戻りました。
食事療法も確実にできています。
低血糖もなく、体は軽くなっています。
以前勤めていた病院では「糖尿病教育入院」がありました。
簡潔に言うと、
糖尿病とうまくつきあっていく為に、患者さん自身が病気について知っていただくきっかけとなる入院です。
糖尿病ケアチーム担当だった病院薬剤師時代は、
月1回患者さんへの薬物療法の講義と、その1週間前に予行演習がありました。
当時は、今のようなPowerPointを使う方法ではなく、1枚ずつスライドを医局のマックで作ったあと、
業者に頼んで長方形のスライドフィルムにし、専用のスライド投写機で壁に映します。
スライドフィルムを直前で手直しすることはできません。
予行演習に糖尿病専門医師が3〜4人来てもらえるため、もっとも緊張します。
スライドを毎月作成します。前回と同じスライドを使い回すと、
「これは、前も見たなぁ」と鋭く指摘されます。
これを一人で2年間こなしたので、スライド作成のスキルと
人前でのスピーチ能力が鍛えられました。
今でも医師の皆様の前で、緊張せず堂々とプレゼンができると思います。
「糖尿病教育入院」中は一時的にインスリン注射を使用し、
ホルモンを分泌する膵臓を休めた後、内服薬に戻すことがあります。
私は今回、まさにこのパターンです。
インスリンの分泌能や感受性などが改善し、血糖値コントロールが良くなることが多いです。
入院前は、HbA1c値(最近1〜2ヶ月の血糖コントロール状況を知る数値)が、8.2%で悪い数値でした。
かかりつけの内科の医師から怒られていたのが嘘みたいです。
今回の入院で、糖尿病が飛躍的に良くなると期待してしまいます。
気を緩めず継続が大事ですね。