【肩腱板断裂手術・入院後、再断裂ブログ】▶「入院中に花火が観れるなんて」

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「入院中に花火が観れるなんて」

ある日、隣のベッドの方が、「今、花火が観れますよ」と教えてくれたのです。

確かに「ヒュー、パーン、パン、パン、パラパラパラ」花火の音は聞こえます。

夏の風物詩です。

まさか病院から見えるなんて思いませんでした。

どうも向かい側の病棟の窓から見えるみたいです。

二人で看護師さんの許可を得て、向かい側の病棟を突き抜けた、最後の窓を見ました。

「花火」です。「花火大会」です。

何回も観たことがありますが、いつもと違うのです。

何か観てはいけないものを観ている気がするのです。

思えば、入院中は全く外出できず窓の外は基本的に同じ画像です。

街の音が聞こえても、心がざわめくことはありません。

雨が降ってもやんでも、今の自分には関係ないと思うだけです。

今、入院してから初めてトキメいています。

美しいのです。色鮮やかです。

テレビや携帯の画面とは比較になりません。

自分は、まだ元気なんだ、感動できるんだと実感しました。

それ程、この2ヶ月間はしんどかったですね。

痛い、動けない、苦しい時がありました。

体重が減って、良かったと思うこともありました。

今後、色んなことが想い出になるのでしょう。

この花火は、一層美しい「花火」として心に残ると思います。

教えてくれた隣のベッドの方への感謝。

そして移動を許可してくれた看護師さんに感謝ですね。

ありがとうございます。

心より感謝申し上げます。

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