「この日を待っていた!」
2022.9退院の翌日、執刀医の外来
今日はやっと執刀医とお話しができる日です。
聞きたいことをメモしています。
特に「上腕二頭筋長頭腱断裂」について腕がどんな状況で、どうすればいいのか、執刀医の先生の意見が聞きたくて。
「ポパイ筋」を見てもらいました。
ここでショックだったのは、やはり「上腕二頭筋長頭腱が切れてますね」と。
「私の経験で、半年にお一人程度起こります」
「糖尿病があるから、切れやすくなっていたと思います」
「支障はありません、3ヶ月も過ぎればある程度戻りますよ」と言われました。
私の意見を執刀医へしっかりお話します。
「リハビリが強すぎたと思っています」
「術後4週間めに、コロナ第7波の院内発生で濃厚接触者にもなり、10 日間リハビリが止まりました」
その後遅れを取り戻すように、急ピッチでリハビリが始まり、
私も期待に答えようと「できる限り」のリハビリをしました。
特に「長頭腱が切れた日」は担当の方ではなく、週1回代理の方のリハビリです。
「腕が良く上がっています、もっともっと上げてみましょう」と、
「ラジオ体操最初の運動、腕を前に振り上げて、その手を横にゆっくり下ろす運動とその逆方向の運動」を行いました。
この運動は入院後初めてです。
何回も繰り返します。「こんなに上がるのか」と自分でもビックリして。
今までの担当の方なら、やらなかった動きです。
腕が大変疲れた記憶があります。
この運動が1日2 回です。いつもは1日1回だけです。
その夜に断裂しました。
「これが原因で、夜に上腕二頭筋長頭腱が切れたと思う」と執刀医に言いました。
執刀医は、「そんなことがあったんですか」と何度も呟いて。
さらに執刀医にお話しました。
「講演会など発表する場があったら、術後7週目位でどれだけリハビリの調子が良くても、決して無理させないようにしてください」
「私と同じような方を守って下さい」とメモしていたことを、全て伝えました。
私の腕は、もうどうすることもできません。
このような症例が今後なくなることを願っています。