外来リハビリ闘病記
「術後、親指の力が落ちる?」
外来リハビリが中盤戦になり、気になることがありました。
文字が、手術前と比べて上手く書けないのです。
ペンをもつことが、まず下手になっていました。
これは手術と関係があるのか、理学療法士さんは悩んでいて。
ぺンをもつ指の力を左右で比べて、右が弱いことがわかりました。
握力測定器を使っています。
中指、薬指、小指は、左右差がほぼ同じです。
今度は、人差し指と親指の力を右で比較する(輪を作り押し付け合う)と、
右親指の力がとても弱いことが判明しました。
人差し指が、どんどん親指を下げていくのです。
問題は、右親指の押す力だったのです!
手術と関係はないような気がします。
それから毎日、右親指を床に押しつけるリハビリを続けました。
ついでに握力全体が上がるように、トレーニングしました。
「こんなに握力をトレーニングするのは、生まれてはじめて!」
2週間くらい経つと、ペンをしっかり持てるようになりました。
以前はグラグラしていたので、全く違います。
文字も、以前より丁寧に書けています。
「まあ美しい文字ではないなぁ」
理学療法士さんは、このような症例の経験があまりないらしく、
「そうですか、良かったですね!」
と驚きの表情で反応してくれて。
何故か得をしたような気分です。
皆様も、1度親指と人差し指で輪を作り、力を入れてみてください。
きれいな輪が、グラつかずにできたら問題ないと思います。