「薬はお茶で飲んではいけない」という話、一度は耳にしたことがありますよね。
昔は「鉄剤(貧血の薬)をお茶で飲むと、タンニンが鉄の吸収を邪魔する」と厳しく言われていましたが、実はその常識、最新の医学では少し変化しています。
とはいえ、現代でも「お茶で飲むと本当にマズい薬」は確実に存在します。
2026年現在の知見をもとに詳しく解説しますね。
お茶で薬を飲むのはNG?最新の飲み合わせ事情2026
こんにちは!
皆さんは、薬を飲むときに手元にあるお茶で「えいっ」と飲んでしまったことはありませんか?
結論から言うと、
というのが今のスタンダードです。
かつてダメだと言われていた鉄剤も、最近では「お茶で飲んでも吸収への影響はわずか」とされ、
過度に神経質になる必要はないと言われるようになりました。
しかし、お茶に含まれる「カフェイン」や「カテキン」が、薬の効果を劇的に変えてしまうケースが最新の研究で注目されています。
絶対に注意!お茶で飲んではいけない薬リスト
現代の生活で特に注意したい、お茶との相性が悪い薬をカテゴリー別にまとめました。
1. 血圧の薬(ベータ遮断薬:特にナドロール)
最新の研究で最も警戒されているのがこれです。
影響
薬が体内に吸収されず、血圧を下げる効果が大幅にダウン(最大76%減少という報告も)してしまいます。
対象
ナドロール(製品名:ナディックなど)
2. 喘息の薬(テオフィリン)
お茶に含まれるカフェインと、薬の成分が似ているため、ダブルパンチで体に作用します。
影響
カフェインの代謝が遅れ、血中濃度が上昇。動悸、不眠、手の震え、吐き気などの副作用が出やすくなります。
対象
テオフィリン(製品名:テオドール、ユニフィルなど)
3. 抗不安薬・催眠導入剤
「リラックスしたいからお茶で飲む」のは逆効果です。
影響
カフェインの覚醒作用が薬の鎮静作用を打ち消してしまい、薬が効かなくなります。
対象
ベンゾジアゼピン系など(デパス、ハルシオンなど)
4. 痛風の薬や抗潰瘍薬
一部の薬はカフェインの分解を邪魔します。
影響
普段は何ともない量のお茶でも、カフェイン中毒のような症状(イライラ、頭痛)を引き起こすことがあります。
対象
アロプリノール(ザイロリック)、シメチジン(タガメット)
「鉄剤(貧血の薬)」の常識は変わった?
昔、学校で「お茶で鉄剤を飲むと黒い沈殿ができるからダメ」と習った方も多いでしょう。
最新の指針では、
とされています。
むしろ、「お茶で飲めないから薬を飲み忘れる」ことのほうが治療上のデメリットが大きいため、現在は「お茶で飲んでも構わない」と指導する医師や薬剤師が増えています。
なぜ「水」が最強のパートナーなのか
結局のところ、なぜ「水またはぬるま湯」が推奨されるのでしょうか?
溶けやすさの設計: 薬は「コップ1杯(約200ml)の水」で飲んだ時に、最も効率よく溶けて吸収されるように設計されています。
余計な化学反応がない
水は中性で、薬の成分と化学反応を起こすことがありません。
喉の通り
少量の水だと薬が食道に張り付いて炎症を起こすリスクがありますが、十分な水ならその心配もありません。
まとめ:お茶と薬の付き合い方
- 基本は「水」か「ぬるま湯」!
- 血圧の薬(ナドロール)を飲んでいる人は、緑茶を徹底して避ける。
- 喘息や精神科の薬を飲んでいる人は、カフェインによる影響を考慮する。
- どうしてもお茶で飲みたい場合は、ノンカフェインの「麦茶」にする。(※ただし、特殊な薬もあるので薬剤師に確認を!)
「この薬、お茶で飲んでも大丈夫かな?」と迷ったら、
お薬手帳を持ってかかりつけの薬剤師さんに相談するのが一番確実でスマートな解決策です。
以上、ご参考になれば幸いです。
