こんにちは!おなかの健康を守る「ビオスリー」が、最近なかなか手に入らなくて困っている方も多いのではないでしょうか。
処方箋を持って薬局に行ったのに「在庫がなくて……」と言われると、代わりのお薬で大丈夫なのか不安になりますよね。
2026年現在、ビオスリー(配合錠・配合散・配合OD錠)は依然として「限定出荷」という制限がかかった状態にあります。
なぜこれほどまでに長引いているのか? いつになったら解消されるのか?
今回は、最新の情報を整理しながら、その裏側にある「医薬品業界全体のドミノ倒し」について、詳しく解説していきます。
そもそも「限定出荷」ってどういう状態?
まず言葉の定義からおさらいしましょう。
「限定出荷」とは、製薬メーカーが
と宣言している状態です。
決して「作るのをやめた」わけではありません。
工場はフル稼働しているのですが、それを上回る勢いで注文が殺到しているため、
市場がパニックにならないよう蛇口を絞っている……というのが正確なところです。
なぜビオスリーが足りない? 3つの大きな理由
ビオスリーそのものに製造トラブルがあったわけではありません。
実は、他の薬の不祥事や流行病が複雑に絡み合った「業界の構造的な問題」が原因なのです。
1. 他社製品の供給停止による「負の連鎖」
最大の引き金は、
医薬品業界では、あるメーカーが不祥事や設備トラブルで供給を止めると、そのシェアを補うために他社製品へ注文がなだれ込みます。
ビオスリーもその「受け皿」となってしまいました。
自社の想定をはるかに超える需要が押し寄せた結果、ついにキャパシティをオーバーしてしまったのです。
2. 感染症の流行による需要の急増
2024年から2025年にかけて、感染性胃腸炎や抗生物質を使用するような感染症が断続的に流行しました。
抗生物質を飲むと、悪い菌と一緒に良い菌も死んでしまい、副作用で下痢をしやすくなります。
それを防ぐためにセットで処方されるのがビオスリーのような整腸剤です。
この「処方のセット使い」が増えたことで、在庫が瞬く間に消えていきました。
3. 原材料や資材の調達難
これはビオスリーに限った話ではありませんが、
世界的な情勢不安により、お薬を作るための原材料や、
錠剤を包むアルミシート(PTP包装)、段ボールといった資材の調達が以前よりも不安定になっています。
「中身はあるのに包む資材がないから出せない」という、もどかしい状況も背景には存在します。
最新情報:限定出荷はいつまで続く?
メーカーである東亜新薬株式会社(および販売提携の武田薬品、鳥居薬品など)の最新のアナウンス(2026年1月時点)によると、
しかし、これには条件があります。
- 競合他社の供給状況が安定すること
- 新たな感染症の爆発的流行がないこと
これらがクリアされない限り、3月を過ぎても「注文制限」が続く可能性は否定できません。
現在は、医療現場(病院や薬局)への優先供給を維持するため、
私たち一般消費者が目にするドラッグストアなどの店頭でも品薄感が続いているのです。
ビオスリーが手に入らない時の対策
「どうしてもビオスリーがいい!」という気持ちも分かりますが、背に腹は代えられない場合もありますよね。
そんな時の選択肢をいくつかご紹介します。
医師・薬剤師に相談して代替薬に切り替える
ビオスリーは「糖化菌」「乳酸菌」「酪酸菌」の3種混合が特徴ですが、
これらを個別に含む他の整腸剤(ラックビー、ビオフェルミンなど)を組み合わせることで、近い効果を期待できる場合があります。
市販の「ビオスリーHi錠」をチェックする
医療用のビオスリーがなくても、指定医薬部外品として販売されている「ビオスリーHi錠」なら在庫があるケースがあります。
配合バランスは異なりますが、同じ3種の菌が含まれています。
また下痢ならば「下痢止め」を買い求めるというのも1つの手です。
在庫のある薬局を探してもらう
かかりつけ薬局に在庫がない場合、
近隣の系列店舗などで在庫を融通してもらえるか確認してもらうのも一つの手です。
まとめ:もうすぐ光が見えてくる……はず!
ビオスリーの限定出荷は、単なる一つの薬の問題ではなく、「日本の医薬品供給バランスが崩れている」という大きな問題の一部です。
ですが、メーカー側も増産体制を整え、2026年春に向けて正常化への舵を切っています。
あと少しの辛抱、といったところでしょうか。
もし今、お手元のビオスリーが切れそうで不安な方は、決して自己判断で飲むのをやめたりせず、
まずは薬剤師さんに「今の状況で一番いい代わりの方法」を相談してみてくださいね。
以上、ご参考になれば幸いです。
