新しいWindowsパソコン、開封おめでとうございます!
最新のWindows 11を搭載した新しい相棒を快適に、そして安全に使い始めるためには、いくつかの初期設定と準備が欠かせません。
このガイドでは、あなたが「買ってよかった!」と心から思えるよう、最新情報に基づいて、
特に重要度の高い項目をブログ風にわかりやすく解説していきます。
後悔しないPCライフを送るための最初の一歩を、一緒に踏み出しましょう!
ステップ1:初期セットアップと最重要セキュリティ対策
パソコンを使い始める前に、最も重要で、絶対に後回しにしてはいけない初期設定とセキュリティ対策を完了させましょう。
これが、あなたの快適なPC生活の土台になります。
1. 接続と最初のサインイン:ローカルアカウントの検討(重要度:高)
初めて電源を入れると、言語、地域、キーボード設定などの後にサインインが求められます。
【注意】Microsoftアカウントでのサインインは慎重に!
初期設定でMicrosoftアカウント(例:xxx@outlook.com)を使ってサインインすると、
PC内のユーザーフォルダ名(C:\Users\以下のフォルダ)が、
アカウント名やメールアドレスの先頭5文字など、自動で中途半端な名前になってしまうことがあります。
このフォルダ名を後から変更するのは非常に困難で、一部のソフトの動作に影響が出る可能性もあります。
【推奨】最初は「ローカルアカウント」を作成する
初期設定のネットワーク接続画面で、あえてWi-Fiに接続せず(有線LANも抜く)、
「インターネットに接続していません」を選択しましょう。
すると「制限された設定で続行」といった選択肢が表示されるので、これを選びます。
ここで、自分で管理しやすい半角英数字のユーザー名(例:Taro、MyPCなど)を設定したローカルアカウントを作成します。
初期設定完了後に、必要であれば設定からMicrosoftアカウントに切り替えることができます。
2. Windows Updateの徹底(最重要・セキュリティの要)
インターネットに接続できたら、真っ先にWindows Updateを実行しましょう。
理由
工場出荷時のOSは、製造後にリリースされた最新のセキュリティパッチやバグ修正が適用されていません。
攻撃対象となる「脆弱性(セキュリティホール)」をすぐに塞ぐことが、安全なPC利用の絶対条件です。
手順
「設定」を開き「Windows Update」へ進み、「更新プログラムのチェック」をクリックします。
更新プログラムが見つかったら、ダウンロードとインストールを完了させ、指示に従って再起動します。
更新がなくなるまで、何度か繰り返すことをお勧めします。
3. セキュリティ対策の確認
Windowsには標準で「Microsoft Defender」という非常に優秀なウイルス対策ソフトが搭載されています。
初心者はまずDefenderでOK
Windows Updateを最新に保っていれば、Defenderだけでも基本的なセキュリティ機能は十分です。
有料ソフトの削除(必要な場合)
PCメーカーによっては、別のセキュリティソフトの「試用版(トライアル版)」がプレインストールされていることがあります。
試用期間が過ぎると期限切れの通知が煩わしくなったり、他のセキュリティソフトとの競合で動作が重くなったりする原因になります。
Defenderを使うと決めた場合は、これらの試用版はアンインストールしてしまいましょう。
ステップ2:快適性と安定性のための初期設定
セキュリティを確保したら、PCの動作を快適にし、万が一のトラブルに備えるための設定に移りましょう。
1. 不要なアプリの削除(動作の軽量化)
メーカー製のPCには、あまり使わないプレインストール(プリインストール)ソフトが多く入っていることがあります。
これらはストレージ容量を圧迫し、場合によっては動作を重くする原因にもなります。
削除OKな例
試用期限が切れたセキュリティソフト、メーカー独自のゲームやユーティリティのうち
「これは絶対使わない」と断言できるもの、広告・体験版系のアプリ。
手順
「設定」 → 「アプリ」 → 「インストールされているアプリ」から、不要なアプリを選んで「アンインストール」します。
2. リカバリーディスク(回復ドライブ)の作成(万が一への備え)
リカバリーディスク(回復ドライブ)は、パソコンが起動しなくなった、
深刻なウイルスに感染したなど、深刻なトラブルが発生した際に、
PCを工場出荷時の状態に戻すための命綱です。
準備するもの
空のUSBメモリ(16GB以上を推奨。容量はWindows Updateの状況により変動します)。
理由
内蔵ストレージが壊れた場合でも、USBから起動してPCを復旧させることができます。
これは保険として、必ず作成しておきましょう。
3. バックアップの設定(データの保護)
PCが突然壊れたり、データが消えたりする事態に備え、
大切なデータは別の場所に保管(バックアップ)する習慣をつけましょう。
方法
外付けHDD/SSDに定期的に手動でコピー、またはWindowsの「ファイル履歴」機能を使って自動バックアップを設定する。
(OneDriveはWindowsと連携しやすいですが、意図しない自動バックアップ設定になっていないか確認しましょう)。
3. 高速化のための設定見直し
よりキビキビと動作させるために、以下の設定を見直しましょう。
視覚効果をパフォーマンス優先に
アニメーションなどの視覚効果を「パフォーマンス優先」にすることで、動作が軽くなることがあります。
「設定」で「パフォーマンス」と検索し、「Windowsの表示とパフォーマンスの調整」から変更できます。
不要なスタートアップアプリをオフに
PC起動時に自動で立ち上がるアプリが多すぎると、起動が遅くなり、常にPCに負荷がかかります。
ステップ3:使いやすさのためのカスタマイズ
最後に、あなたのPCをより使いやすくするための設定とツールの導入です。
1. ブラウザのインストールと既定の設定
Windows標準のMicrosoft Edgeも優秀ですが、
使い慣れたGoogle ChromeやFirefoxなどをインストールし、「既定のブラウザ」として設定しましょう。
2. おすすめアプリの導入
仕事や趣味に応じて、必要なアプリをインストールしましょう。
文書作成/表計算: Office(Word/Excel)があれば設定。
無料の互換ソフトや、Google Docs/Sheetsを使う手もあります。
テキストエディタ
標準のメモ帳よりも高機能な「サクラエディタ」や「秀丸エディタ」など。
多機能ツール
「PowerToys」(Microsoft製。ウィンドウ整列、カラー取得、キーリマップなど便利な機能が満載)
解凍・圧縮ソフト
標準機能で対応できないファイル形式のために「7-Zip」など。
3. タスクバーとスタートメニューのカスタマイズ
よく使うアプリはタスクバーに「ピン留め」したり、
スタートメニューから不要なピン留めを外したりして、アクセスしやすいように整理しましょう。
PCは道具です。あなたにとって最も効率の良い配置にカスタマイズすることが、生産性向上につながります。
これらのステップを完了すれば、あなたの新しいWindows PCは、安全・快適・万全な状態で、
あなたのデジタルライフを力強くサポートしてくれるでしょう!
これで安心して新しいPCでの作業をスタートできますね。
以上、ご参考になれば幸いです。
