【認知症】▶「歯の残存本数と認知症の関係について10個教えて!」

認知症
の残存本数と認知症の関係について10個教えて!

国民一人あたりの平均残存歯数は、50歳で27本、60歳で26本、70歳で22本、80歳で17本です。

男女別のデータもあり、女性ではわずかに歯が多い傾向があります。

80歳で20本以上を持っている人の割合は51.6%ですので、ちょうど半数の人が8020を達成していることになります。

 

今回は歯の残存本数と認知症の関係について10個のテーマでお話しします。

1. 歯の本数と認知症のリスク

歯が19本以下の場合、認知機能が低下する可能性があるとの研究結果があります。

 

2. 8020運動

80歳で20本以上の自分の歯を保つことを目指す運動で、歯の本数が多いほど認知症のリスクが低いことが示されています。

 

3. 咀嚼能力の低下

歯の本数が減ると咀嚼能力が低下し、脳の血流量が減少し、低栄養状態になる可能性があります。

 

4. 義歯の使用

歯がほとんどなくても義歯を使用している人は、歯数が20本以上ある人と比較して認知症の発症リスクに差は見られませんでした。

 

5. 転倒リスク

歯の本数が少ないと転倒しやすくなり、それが認知症の発症リスクを高める可能性があります。

 

6. 口腔機能の衰え

口の中の機能の衰えが認知能力の低下につながるという研究が多く発表されています。

 

7. 口腔機能低下症

食べ物が口の中に残る、硬い食べ物が食べにくくなるなどの症状が見られた場合、口腔機能低下症の可能性があります。

 

8. 唾液の役割

唾液は口の中を清潔に保ち、むし歯や歯周病を予防する役割がありますが、高齢になると唾液の分泌が減少します

 

9. 食事と認知機能

しっかりと噛む行為によって筋肉が動き、血流がよくなり、脳の様々な部分が活性化されることが示されています。

 

10. 噛み合わせと平衡感覚

奥歯がなくて噛み合わせがうまくいかない方は、転倒するリスクが高くなります

また、噛む筋肉のバランスが取れていると、体のバランスが保たれます。

 

これらの情報は、歯の健康が全身の健康、特に認知機能に与える影響の重要性を示しています。

定期的な歯科検診と適切な口腔ケアが、認知症予防に役立つ可能性があることを忘れないでください。


高齢者の食事改善対策はどうすればいい?

高齢者の食事改善策について、以下のポイントをご紹介します。

1. 調理に一手間加えて食欲を高める

少量を盛り付け、食べきれるよう品数も少なくしましょう。

食べられる場合は、次の料理を追加するようにします。

 

2. 手でつまめるメニューをプラス

食具を使うのがおっくうな場合、一口大のおにぎりや海苔巻き、

小さめのカステラやサンドイッチなど、手でつまめる料理を試してみましょう。

 

3. 水分摂取を促す

食欲がないときは脱水になりがちです。

味噌汁や野菜スープなどでも水分摂取は可能ですので、食事の際に促すようにしましょう。

 

4. 環境を少し変えて食欲を高める

食事をする環境を変えてみることも効果的です。

家族や友人と一緒に食卓を囲む、外食をする、音楽をかける、盛り付けや味見を手伝ってもらうなど、

五感から食欲を刺激する工夫をしましょう。

 

5. 食べられそうなものを予め準備する

消化が良くてさっぱりしたもの、

例えばおかゆ、雑炊、お茶づけ、うどんやそうめん、茶碗蒸し、プリン、ヨーグルト、ゼリー、果物などを準備しておきましょう。

 

6. 栄養価が高い食材をバランスよく選ぶ

高齢者は、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維が不足しがちです。

これらをバランスよく含む食材を選び、十分な水分補給を心がけましょう。

 

7. 食事の食べやすさを改善する

肉はやわらかい部位を選び、野菜は旬のものを、魚は身がやわらかくほぐしやすい種類を選びましょう。

 

8. 補助食品とサプリを利用する

調理が負担になるときは、市販のレトルト食品や栄養補助食品、医薬部外品を活用するのも一つの方法です。

 

9. 適度な運動で代謝を高める

適度な運動は、食欲を向上させるポイントです。

簡単なストレッチや軽い散歩を日課にすると良いでしょう。

 

10. 趣味や友人との交流をもつ

趣味や友人との交流は、心を満たし、食べる楽しみを再発見させる原動力となります。

 

これらの改善策を取り入れることで、高齢者の食事をより楽しく、また栄養価の高いものにすることができます。

食事は生活の楽しみの一つであり、健康維持にも大きく寄与します。

日々の食事にこれらのポイントを取り入れてみてください。


 最後に  

私の両親はまだ健在ですが、超高齢です。

食べる量が少なかったり、同じことを何回も繰り返して喋るところを見て、認知症を防がなければと思います。

最近のスマホの話題や孫のことなどを一生懸命話すのですが、ときおり言葉が思い出せないのか、会話に詰まる場面がありますね。

そう言う私も、若い頃に比べると言いたい単語がすぐ口からでなくなることがあります。

すでに軽度認知障害(MCI)が始まっているのではないかとヒヤヒヤします。

マイケル
マイケル

軽度認知障害(MCI)について私の過去ブログを参考にしてください↓

 

最新の認知症薬がニュースになりますが、私が尊敬する医師 樺沢紫苑 先生の言葉を借りると「睡眠・運動・朝散歩」この3つが大切ですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

参考資料

「かむ力・のむ力」と認知症の関係を専門家が徹底解説 歯の数 …. https://nakamaaru.asahi.com/article/14460003.

認知症と歯の残存数の関係 | 認知症.com. https://bing.com/search?q=%e6%ad%af%e3%81%ae%e6%ae%8b%e5%ad%98%e6%9c%ac%e6%95%b0%e3%81%a8%e8%aa%8d%e7%9f%a5%e7%97%87%e3%81%ae%e9%96%a2%e4%bf%82.

認知症と歯の残存数の関係 | 認知症.com. https://xn--p8j7a3a2bzjvc.com/number-of-remaining-teeth.

高齢者が食べられないときでも食欲を回復!すぐに試せる効果 …. https://www.houmonshika.org/oralcare/c157/

 

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