2024-05

抗菌薬・感染症

【心と体のケア】▶「菌血症と敗血症について詳しく知りたい」

菌血症(Bacteremia)と敗血症(sepsis)について詳しく知りたい 菌血症と敗血症は関連する用語ですが、感染症では異なる状態を指します。 菌血症 本来無菌の血液中に細菌が存在する状態を指します。 感染した創傷、尿路感染症、呼吸器感染症など、感染部位から細菌が血流に入るときに発生することがあ...
薬剤師の皆様へ

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「ロキソニンは、妊娠後期やトリプルワーミーに注意しましょう」

ロキソニンは、妊娠後期やトリプルワーミー(Triple Whammy)に注意しましょう 以下の文章は、 「Triple Whammy」(レニン·アンジオテンシン系阻害薬、利尿業、非ステロイド性抗症薬の3剤併用)による腎機能への慢性的な影響」などを参考にしています。  ロキソニンの変遷 1986年:三...
心と体のケア

【心と体のケア】▶「ロキソニンとカロナールの使い分けを教えて!」

ロキソニンとカロナールの使い分けを教えて! ロキソニンとカロナールは、どちらも痛みや発熱に効果的な薬ですが、使い分けが重要です。 以下にその違いを説明します。 ロキソニン ロキソニンは、成分名ロキソプロフェンナトリウム水和物を含む非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。 鎮痛、解熱、抗炎症の3つ...
心と体のケア

【心と体のケア】▶「生活習慣病の入院が高齢化により長期化する?」

生活習慣病の入院が高齢化により長期化する? 平均入院期間は下げ止まり? 医療技術の進歩などにより、入院期間は短期化する傾向にあります。 厚生労働省の「2020年患者調査」によると、退院患者の平均在院日数は32.3日。 前回調査(2017年)よりは若干延びました。それでも30年前に比べると、入院期間は...
薬剤師の皆様へ

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「実際にあった散薬力価計算の疑義照会」

実際にあった散薬力価計算の疑義照会 今日は、最近あった散薬力価計算を必要とする症例をご紹介します。 ✔ 実際の処方 ①アスベリンドライシロップ2%       2.5g          朝夕食後  7日分 当薬局には、アスベリン散10%しかなく、今まで長年アスベリン散しか処方されていません。 この...
心療内科

【心と体のケア】▶「五月病についてあまりよくわかっていません」

五月病についてあまりよくわかっていません 「五月病」とは、新しい生活が始まる春先に感じる心身の不調を指す日本特有の表現です。 正式な医学用語ではなく、主に新学期や新年度が始まる4月から5月にかけて、 新しい環境への適応によるストレスが原因で起こるとされています。 症状としては、疲労感、気力低下、食欲...
心と体のケア

【心と体のケア】▶「医薬品アライ(パート2)、痩せる秘密を公開します」

医薬品アライ(パート2)、痩せる秘密を公開します 医薬品アライを使用する際は、生活習慣の改善に取り組むことが条件です。 アライは内臓脂肪および腹囲の減少を助ける効果がありますが、 これは食事や運動などの生活習慣改善の取り組みを行っている場合に限られます。 アライの有効成分であるオルリスタットは、食事...
小児科

【心と体のケア】▶「ゴールデンウィーク後に小児で注意が必要な病気を教えて!」

ゴールデンウィーク後に小児で注意が必要な病気を教えて! 注意するべき病気は、以下のようなものがあります。 RSウイルス 呼吸器に影響を及ぼすウイルスで、特に乳幼児に重症化しやすいです。 RSウイルスとは、「Respiratory Syncytial Virus」の略で、呼吸器合胞体ウイルスとも呼ばれ...