こんにちは。2026年を迎え、シニア世代のライフスタイルも多様化してきましたね。
「最近、スーパーの値段も上がったし、周りの人はどれくらい使っているのかしら?」と、
ふとした瞬間に気になるのが他のお宅の食卓事情です。
特に65歳を超え、現役時代とは生活のリズムが変わってくると、食事は単なる栄養補給ではなく、
「一日の最大の楽しみ」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、総務省の最新の家計調査データ(2024年〜2025年公表分)をもとに、
いわゆる「中流」と呼ばれるシニア世帯が、1回の食事に平均してどれくらいの金額をかけているのか、リアルな数字を紐解いてみましょう。
65歳以上・二人世帯の「平均的な食費」の現在地
まず、全体像から見ていきましょう。
最新の統計によると、65歳以上の無職世帯(いわゆる公年金メインの世帯)の1ヶ月の食費は、
夫婦二人の場合で約76,000円〜78,000円ほどが平均値となっています。
これを単純に30日で割り、さらに一人あたりに換算すると、
1日あたりの食費は約1,270円前後。そこから「1食あたり」を計算すると、約420円〜430円という数字が見えてきます。
「えっ、意外と安いのね?」と思われたかもしれません。
しかし、これは自炊の材料費から、たまの贅沢、お菓子、お酒まですべてを含んだ「平均」です。
ここには、賢く節約している層から、食にこだわりを持つ層までが含まれています。
「中流世帯」のリアルな1食分はいくら?
では、質問にある「中流世帯」に注目してみましょう。
ここで言う中流とは、極端な節約を強いることなく、かといって毎日外食をするわけでもない、標準的なゆとりがある世帯を指します。
この層の食事スタイルを具体的に分解すると、1食あたりの「単価」はシチュエーションによって大きく変わります。
1. 普段の自炊(朝・昼・晩のベース)
毎日の自宅での食事は、一人あたり1食300円〜500円程度が目安です。
中流世帯の場合、単に安い食材を選ぶだけでなく、
「健康のために少し良い減塩調味料を使う」「旬の国産野菜を選ぶ」といった、質への投資が含まれます。
朝食
パンや卵、サラダ、果物などで約200円〜300円。
昼食
麺類や前日の残り物を活用して約200円〜400円。
夕食
魚や肉の主菜に副菜を添えて、500円〜700円。
これらを平均すると、家で食べる分には1食400円前後におさまっているのが、現代のシニア中流世帯の標準的な姿です。
2. 「中食(なかしょく)」の活用
最近のシニア世代に顕著なのが、デパ地下のお惣菜や、ちょっと良いスーパーのお弁当、宅配弁当の利用です。
調理の負担を減らしつつ、美味しいものを食べたいというニーズですね。
この場合、1食の単価はぐっと上がり、一人あたり800円〜1,200円ほどになります。
3. 外食という「イベント」
中流世帯にとって、外食は大切なレクリエーションです。
ランチ外食
1,200円〜2,000円。
ディナー(お酒含む)
3,000円〜6,000円。
これら外食の回数は月に数回程度という世帯が多く、月間の総額を1食単位に薄めると、
最終的な平均値が「400円台後半」に落ち着くという仕組みです。
2026年、食費に対する意識の変化
物価高騰の影響もあり、2020年代半ばの今、
かつての中流世帯は「たまには豪華なものを」という考えが主流でしたが、
今は「毎日食べる基本の食材(米、味噌、卵、野菜)に、少しだけ良いものを選ぶ」という、
日常の質を底上げするスタイルが定着しています。
具体的には、以下のような消費行動が「中流シニア」の特徴です。
「食品ロス」を嫌い、使い切れる分だけを購入するため、
結論:あなたの食卓はどうですか?
統計から導き出される、65歳以上の中流世帯・一人あたりの1食の消費額は……
というのが、2026年現在のリアルな答えと言えそうです。
もし、ご自身の1食がこれより高くても、それが「健康への投資」や「日々の楽しみ」に繋がっているのであれば、
それはとても豊かなお金の使い方だと言えるでしょう。
逆に、安く済んでいるのであれば、それはお買い物上手な証拠かもしれません。
隣の晩ごはんの予算を知ることで、
自分たちの生活が「無理をしていないか」「楽しみを忘れていないか」を振り返る、ひとつのヒントにしていただければ幸いです。
以上、ご参考になれば幸いです。
