第二世代抗アレルギー薬とは、ヒスタミンH1受容体を拮抗することでアレルギー症状を抑える薬のことです。
第一世代と比べて、眠気や口渇などの副作用が少なく、脳に移行しにくいのが特徴です。
抗アレルギー薬について私の過去ブログを参考にしてください▼
第二世代抗アレルギー薬の中には、車の運転に影響を与えるものがあります。
添付文書によると、以下のように分類されます。
★…1日2回服薬します
後…ジェネリック薬があります
車の運転に注意の記載がないもの
車の運転に注意させるもの
✔添付文書には「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。」という記載があります。
車の運転に従事させないもの
✔添付文書には「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意すること。」という記載があります。
抗PAF効果とは、アレルギーの原因物質の一つである血小板活性化因子(PAF)の作用を阻害することです。PAFは、血管透過性の亢進や気管支収縮などのアレルギー症状を引き起こします。抗PAF効果を持つ薬剤は、PAFの分泌を抑えたり、PAF受容体に結合するのを妨げたりして、アレルギー反応を抑制します。ルパフィンは、抗ヒスタミン作用と抗PAF作用の両方を持ち、即時相反応と遅発相反応の両方に効果があるといわれています。
これらの薬は、眠気や集中力の低下などのインペアード・パフォーマンスを引き起こす可能性があります。
インペアード・パフォーマンスとは、抗ヒスタミン作用によって、能力や行動・気づきなどのパフォーマンスが知らず知らずのうちに低下していることをいいます。
そのため、車の運転をする場合は、医師や薬剤師に相談してください。
体調や体質によっては、注意の記載がない薬でも運転に支障をきたす場合がありますので、慎重に服用してください。
最後に
抗アレルギー薬と車の運転に関する情報をネットで調べると、医師は処方時に運転の有無について考えています。
添付文書では明確に区別されていますが、
私個人的には患者さまの体質、その日の体調、睡眠の質、食事による影響などもあり何れも安全とは言えないと思います。
花粉症などでどうしても必要な方がおられるので、ご自身にあった薬を見つけることが大切ですね。
以上が、第二世代抗アレルギー薬と車の運転についての情報です。
ご参考になれば幸いです。