【心と体のケア】▶「黄砂のピークはいつ?対策は?体への影響は?」

心と体のケア
黄砂ピークはいつ?対策は?体への影響は?
以下の文章は気象庁、環境省 「黄砂情報提供ホームページ」などを参考にしています。

黄砂のピーク時期は、日本では3月から5月にかけて、特に4月中旬頃が多いとされています。

黄砂は、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により吹き上げられた多量の砂じん(砂やちり)です。

偏西風によって運ばれ、浮遊しつつ日本にも降下します。

 体への影響は、以下のような症状が報告されています。

アレルギー症状

目のかゆみ、結膜炎、鼻水、くしゃみなど。

呼吸器疾患

ぜんそくや呼吸困難

皮膚の症状

肌のかゆみや赤み

循環器疾患

脳梗塞や心筋梗塞のリスク増加


 これらの症状は、黄砂に含まれる微小粒子や化学物質、重金属などが原因で起こることがあります。

花粉症を持っている人は、黄砂がたくさん飛んでいるときほど花粉症の症状が悪化する可能性があるため注意が必要です。

黄砂が飛来する時期には、外出を控えたり、マスクを着用するなどの対策が推奨されています。

 黄砂の情報は気象庁のウェブサイトで確認できますので、最新の情報をチェックすることも大切です。

また、症状が気になる場合は、医療機関で相談されることをお勧めします。


黄砂を避けるための対策

黄砂を避けるための対策は、日常生活での工夫や外出時の注意点があります。

以下の方法が効果的です。

 

洗濯物を部屋干しにする

黄砂の付着を防ぐため、洗濯物は室内で干しましょう。

窓を開けない

黄砂が多い日は窓やドアを開けっ放しにしないように。

換気をするときは窓を開ける幅を狭くしましょう。

空気清浄機を活用する

空気中の黄砂を除去できる空気清浄機を使いましょう。

こまめに掃除をする

ハンディモップや掃除機などを使って、部屋の中の黄砂を除去してください。

マスクやメガネを着用する

外出時には黄砂を吸い込まないようにマスクをつけます。

目のかゆみを感じる場合は、メガネをかけましょう。

長袖など肌に直接触れない服装にする

肌荒れやかゆみを防ぐため、肌の露出が少ない服装を意識してください。

帰宅したらうがい・手洗い・洗顔をする

体についた黄砂を取り除くために、帰宅後はうがいや手洗い、洗顔をしましょう。

これらの対策を行うことで、黄砂から身を守り、健康を保つことができます。


黄砂の症状に使う薬

黄砂の症状に使う薬ですが、黄砂アレルギーそのものを治す薬はありません。

症状を緩和するための対症療法として以下のような薬が使用されます。

抗ヒスタミン薬

目や皮膚のかゆみ、鼻水、鼻づまりなどの症状に対して飲み薬として使用されます。

点眼薬

目のかゆみがひどい場合に使用されます。

ステロイドの塗り薬

皮膚症状に対して処方されることがあります。

これらの薬は、黄砂によるアレルギー症状を改善するために有効です。

個々の症状や体質によって適切な薬は異なるため、医師の診断を受けて処方されることをお勧めします。


今年も黄砂の時期が来ています。

花粉症をもっている多くの人にとって、黄砂はより症状を悪化させる原因になり得ます。

「急に眼が痒くなってきた」「ある日から何故か皮膚が痒くなった」

などの症状があれば、黄砂を疑ってみましょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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