SNSとは、「Social Networking Service(ソーシャルネットワーキングサービス)」の略です。
日本語に訳すと「社会的なネットワークを築くためのサービス」です。
ソーシャルメディアと呼ばれることもあり、ネットを通じた新しい交流の形が、急速に浸透してきています。
今回はSNSが体と心に良い影響を与える点を10個と、良くない影響を与える点を5個ご紹介します。
体と心に良い影響を与える点
1.情報収集
興味のある情報を得ることができます。
2.暇つぶし
暇な時間を楽しく過ごすことができます。
3.コミュニケーション
家族や友人とのつながりを深めることができます。
4.新しい出会い
新しい人とのつながりを作ることができます。
5.精神的健康
LINEのような顔が見えるSNSは精神的健康に良い影響を与える可能性があります。
6.ポジティブな影響
マインドフルネスな使い方をすれば、メンタルヘルスやウェルビーイングにプラスの影響を与える可能性があります。
「ウェルビーイング(well-being)」は、直訳すると健康、幸福、福祉の意味を持つ言葉で、肉体、精神、社会の3つの観点で完全に満たされている状態を指します。
7.孤独感の軽減
コロナ禍での全国一斉休校の際、多くの若者がSNSで友達とつながり、孤独感を軽減できました。
8.自己表現
自分の意見や感情を表現する場として機能します。
9.教育
学ぶ機会を提供し、知識を広げることができます。
10.支援の提供
心の健康に問題を抱える利用者に対して、支援を提供することができます。
体と心に良くない影響を与える点
1.孤立感
X のように匿名で利用されるSNSは孤立感を抱かせることがあります。
2.長時間利用の弊害
長時間の利用は心に悪影響を与えるとされています。
3.劣等感
Instagram は不安感や孤独感、いじめ、外見への劣等感などの悪影響が比較的高いとされています。
4.健康問題
SNSの過度な利用は慢性的な炎症を示す血中タンパク質(血中CRP)の値を高め、健康問題を引き起こす可能性があります。
血中CRP(C反応性蛋白)濃度とがん罹患リスクとの関連について調べた日本の研究では、血中CRP濃度が上昇するにつれて、統計学的有意に、がん全体の罹患リスクは高くなりました。↓
血中CRP(C反応性蛋白)濃度とがん罹患リスクとの関連について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト
5.身体的不調
スマホの使いすぎは肩こりや頭痛、視力低下などのリスクをもたらします。
これらの点は、SNSの使い方によって異なる影響を及ぼすことができるため、バランスの良い利用が推奨されます。
SNSの利用が心と体に与える影響には個人差があるため、自分にとって最適な使い方を見つけることが大切です。
SNSの健康への影響は?
SNSの健康への影響は、利用者の使い方や個々の精神的な状態によって大きく異なります。
一般的には、顔を知っている友人や家族とのコミュニケーションを重視するSNSが、精神的健康に良い影響を与えるとされています。
例えば、LINEは顔が見えるコミュニケーションを提供し、定期的に利用している人は精神的に良好であるという研究結果があります。
YouTubeは不眠の問題はあるものの、自己表現やコミュニティーづくり、孤独感の解消などプラスの要因が強いとされています。
一方でInstagramは、外見への劣等感や孤独感、いじめなどの否定的な影響が高いとされ注意が必要です。
これらのSNSは画像重視で、特に若者に対して心の健康に悪影響を与える可能性があると指摘されています。
健康的なSNSの利用を考える際には、自分の精神的な健康を守りながら、
ポジティブなコミュニケーションを重視するSNSを選ぶことが重要です。
SNSの利用時間を適切に管理し、オフラインでの活動や対面でのコミュニケーションも大切にすることが、
バランスの取れた健康的な生活につながります。
SNSの利用時間を減らすには?
SNSの利用時間を減らすための方法はいくつかあります。以下に、効果的な対策をいくつか紹介します。
1.通知をオフにする
不要な通知はストレスの原因になることがあります。特に X や Instagramの通知はオフにすることをおすすめします。
2.投稿を控える
自分がSNSに投稿することを控えることで、SNSの利用時間を減らすことができます。
3.フォローの数を減らす
興味のないアカウントのフォローを解除することで、タイムラインがスリム化され、
SNSをチェックする時間が短縮されます。
4.ミュート機能を活用する
興味のないアカウントをミュートすることで、タイムラインを整理し、SNSの利用時間を減らすことができます。
5.スマートフォンの画面を工夫する
SNSのアイコンをホーム画面から離したり、フォルダーに隠すことで、つい開いてしまうことを防ぎます。
6.一時停止リマインダーを使用する
携帯の裏側に一時停止マークを貼り、携帯を手に取ったときに一度立ち止まって考えるきっかけを作ります。
7.SNSを見る時間を決める
一日の中でSNSを見ても良い時間を決め、その時間外は見ないようにすることで、無意識のチェックを減らすことができます。
これらの方法を組み合わせて使うことで、SNSの利用時間を効果的に減らすことができます。
自分に合った方法を見つけて、バランスの取れたデジタルライフを目指しましょう。
最後に
私は、SNSは最近TikTokを見ることが増えてきました。
ショート動画が多いので、興味のある動画はどうも見すぎてしまいますね。
睡眠不足にならないように時間を決めていますが、電源を切るときに気合が必要です。
YouTubeを見る時間は、ぐっと減りました。時代の流れかなと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
参考資料
SNSは心の健康に良い? 悪い? 複数の調査から見えたSNSの …. https://allabout.co.jp/gm/gc/487480/.
「若者の心の健康に最悪」なSNSはインスタグラム=英調査 BBC.https://www.bbc.com/japanese/39972594
1日の使用時間10分以下!SNSに使う時間を減らす7つの対策法 …. https://halogen001.com/snsyameru/.
「心と体の健康はつながっている」…SNSの過度の利用で …https://www.businessinsider.jp/post-250021