出勤できない社会人には、さまざまな心理状態や性格的特徴が見られます。
厚生労働省は、メンタルヘルスなどによる職場復帰支援を行うため、
心の健康問題により休業した労働者の「職場復帰支援の手引き」を作成しています。
以下に主な心理、性格の特徴を10個挙げます。
1.不安感
仕事や職場の環境について過度に不安を感じることがあり、
特に人間関係や業務に対するプレッシャーが影響します。
2.うつ症状、不安障害
出勤を考えるだけで気分が落ち込み、涙が出るような状態が続く場合、うつ病、不安障害の可能性があります。
うつ病、不安障害について私の過去ブログを参考にしてください▼
3.逃避傾向
ストレスやプレッシャーから逃避するため、出社を避ける傾向があります。
これは状況への対処が難しいと感じていることから来ます。
4.自己評価の低さ
自分に自信がなく、仕事ができないと感じることが多く、これが出社への意欲を削ぐ要因になります。
5.過度の罪悪感
欠勤に対して強い罪悪感を抱く一方で、自分が出社できない理由を正当化できずに苦しみます。
6.ストレス対処能力の低下
ストレスに対する対処能力が低く、混乱や無力感を感じやすいです。
7.過剰な自己犠牲
他人の期待に応えようと無理をするあまり、自らの健康を犠牲にしてしまうことがあります。
8.社交不安
新しい環境や他人との関係に対して強い恐怖心を抱くことがあり、出社に対する抵抗感を引き起こします。
9.精神的疲労
心が疲弊していると、精神的なエネルギーが不足し、出勤に対して消極的になります。
私の過去ブログを参考にしてください▼
10.適応障害
特定のストレス要因に対して適応できず、様々な症状を引き起こして日常生活に支障をきたす状況が見られます。
出勤できない背景には、これらの心理的・性格的要因が複雑に絡んでいることが多いです。
このような状況にある場合、専門的なサポートを求めることが有効です。
出勤したくなるモチベーションには、様々な要因が存在します。
目標設定
明確な目標の設定
中長期的な目標や短期的なタスクを具体的に設定することで、自分の進捗を感じやすくなります。
達成感が生まれることで、出勤のモチベーションが高まります。
小さな成功体験
目標を細かく分けて、達成するたびに自信を持つことができるため、日常的な出勤がより意義あるものに感じられます。
環境
良好な職場環境
快適な職場環境や人間関係の構築も重要です。
同僚とのコミュニケーションやサポートがあれば、出勤が楽しみになります。
インセンティブの提供
給与や福利厚生だけでなく、非金銭的な報酬(例:休日の増加、柔軟な勤務時間など)もモチベーションに寄与します。
自己成長
自己啓発と学び
新しいスキルを学ぶ機会や自己成長を感じることで、仕事に対するモチベーションが向上します。
尊敬する人との関わり
頼りにできる上司や影響を受ける同僚との関係を築くことで、出勤への意欲が高まることがあります。
楽しさの追求
仕事の楽しさを見出す
自己の業務をゲームとして捉えるなど、楽しんで仕事をする姿勢が出勤へのモチベーションを高めます。
ご褒美の設定
自分に対する報酬(例:仕事後の食事や趣味の時間、友人との時間)を設定することで、出勤に対する刺激を増やすことができます。
私の過去ブログを参考にしてください▼
これらの要因は、個人の性格や職場環境によっても異なるため、自分に合ったモチベーションの高め方を見つけることが重要です。
出勤できない社会人に対して、周囲の人々がとるべき対応は?
理解と共感
出勤できない理由は多岐にわたりますが、理解と共感を持って接することが重要です。
たとえば、精神的なストレスや健康問題が影響している場合があるため、
その状況を軽視せず、本人の気持ちに寄り添う姿勢が求められます。
周囲の人が理解を示すことで、本人も安心して状況を打ち明けやすくなります。
支援を提供する
出勤が難しい社会人には、必要に応じて支援を提供することが有効です。
具体的には、業務負担の軽減や柔軟な勤務形態の提案、
必要に応じて適切な専門機関に相談を促すなどの対応が考えられます。
こうしたサポートが、本人の復帰を助ける手助けとなります。
コミュニケーションの確保
定期的にコミュニケーションを取ることで、出勤できない本人の状況や気持ちを把握しやすくなります。
無理をせず話す環境を整え、本人が希望する方法でコミュニケーションを取ることが重要です。
また、周囲の人が観察し、必要なサポートを適切に行えるようにします。
評価の見直し
出勤できない状態が続く場合、その人の業務評価を見直す必要があるかもしれません。
評価基準を柔軟に設定し、出勤以外の貢献度を認識することで、本人のモチベーション向上にも繋がります。
ストレス軽減を考慮する
職場環境が本人にとってストレスの原因となる場合も多いため、環境を見直すことも重要です。
ストレスの元となる要因を特定し、可能であれば改善につなげることで、出勤できない理由を軽減することができます。
これらのアプローチを通じて、出勤できない社会人に対して適切に対応し、支援する姿勢が求められます。
最後に
私は、特に早朝パニック発作による激しい胸痛、金縛り、筋肉硬直、意識が不鮮明、呼吸苦、
このまま外に出たら死んでしまうかもしれない苦しみなどの症状に襲われ、出勤できないときがあります。
この状況を説明することが難しく、ずる休みと思われたこともあると思います。
「どうしてこないの?」と聞かれると「自分の身体が思うように動かない」と答えていました。
納得してもらったことはないですね。多分、経験しないと分からないと思います。
しかし、生活習慣を改善すればほとんど生じないので、仕事で無理をせず、十分な睡眠と運動を適切に行うことが大切です。
きっと同じ経験をしている方がいらっしゃると思います。
自分はもうダメ人間だと諦めないでください。一緒に歩んで行きましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
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