薬剤師の皆様へ

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▶「抗アレルギー薬を整理しよう!」

抗アレルギー薬を整理しよう!‎抗アレルギー薬とはアレルギーの原因となる物質の放出や働きを抑えたり、アレルギーの炎症を抑えたりする薬の総称です。抗アレルギー薬は、以下のような種類があります。 抗ヒスタミン薬アレルギー反応を引き起こす物質の一つであるヒスタミンの働きを阻害する薬です。鼻水やくしゃみ、かゆ...
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【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「インフルエンザは、ウイルスと細菌があるの?」

インフルエンザは、ウイルスと細菌があるの? インフルエンザウイルスとインフルエンザ菌は、名前が似ていますが全く異なるものです。この2つにポイントをしぼってお話します。 インフルエンザウイルスRNAウイルスの一種で、毎年冬に流行するインフルエンザの原因となります。インフルエンザウイルスは、生きた細胞の...
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【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「慢性副鼻腔炎によく使われる抗菌薬を学ぼう」

慢性副鼻腔炎によく使われる抗菌薬を学ぼう以下の文章は、「抗菌薬の考え方、使い方」岩田健太郎 先生の著書などを参考にしています。慢性副鼻腔炎によく使われる抗菌薬①マクロライド系抗菌薬慢性副鼻腔炎の薬物治療の中心となる抗菌薬です。クラリスロマイシン(クラリス®・クラリシッド®)が有名です。これらの薬は、...
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【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「糖尿病治療薬のトルリシティ®とは?」

糖尿病治療薬のトルリシティ®とは?以下の文章は、メーカー公式ホームページなどを参考にしています。トルリシティ®(GLP-1受容体作動薬)皮下注アテオス(デュラグルチド)は、2型糖尿病の治療に使われる薬です。2型糖尿病とは、インスリンの分泌が低下したり、インスリンの働きが悪くなったりして、血糖値が高く...
心と体のケア

【心と体のケア】▶「鼻が詰まり、喉が痛いときの漢方薬を教えて」

鼻が詰まり、喉が痛いときの漢方薬を教えて鼻づまりがひどいときに使う漢方薬は、一般的には、以下のようなものがあります。 鼻づまりがひどいとき①麻黄湯(まおうとう)発熱や悪寒、頭痛などを伴う鼻づまりに効果があります。鼻の粘膜の血管を収縮させて、鼻の通りを良くします。②葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせん...
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【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「インフルエンザにかかったら使う薬を教えて」

インフルエンザにかかったら使う薬を教えて以下の文章は、各薬剤の添付文書、「薬物治療コンサルテーション妊娠と授乳」(南山堂)などを参考にしています。今日は、150本目の投稿です。流行しているインフルエンザについてお話します。インフルエンザの薬インフルエンザのときに使用する飲み薬は、タミフル、ゾフルーザ...
心不全

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「心不全の治療方法を詳しく教えて」

心不全の治療方法を詳しく教えて以下の文章は、2021年JCS/JHFS ガイドラインフォーカスアップデート版、急性·慢性心不全診療ガイドラインなどを参考にしています。‏心不全の治療方法は、心不全の原因や症状、ステージによって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。 ‏心不全の治療方法①薬...
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【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「何かと話題のマンジャロ®皮下注アテオスとは?」

何かと話題のマンジャロ®皮下注アテオスとは?以下の文章は、メーカーのホームページなどを参考にしています。マンジャロ®(チルゼパチド)皮下注アテオス世界で初めてのGIP/GLP-1受容体作動薬です。2型糖尿病の方に限定して使用が承認されています。週1回タイプの糖尿病治療薬です。「あてて、押す」アテオス...
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【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「今話題のSGLT2阻害薬について、詳しく学ぼう!」

今話題のSGLT2阻害薬について、詳しく学ぼう!以下の文章は、乾小児科内科医院 糖尿病専門医 乾 恵輔 先生の記事、各薬剤の添付文書を参考にしています。SGLT2阻害薬は、糖尿病や心不全の治療に用いられる薬の一種で、腎臓での糖の再吸収を阻害して、尿中に糖を排泄させることで血糖値を下げます。血糖コント...
心不全

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「MRAと利尿薬を整理しよう」

MRA(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)と利尿薬を整理しよう以下の文章は、各薬剤の添付文書を参考にしています。MRA(mineralocorticoid receptor antagonist:鉱質コルチコイド受容体拮抗薬)アルドステロンの作用を抑えることでナトリウムと水の再吸収を減らし、カリウム...
心不全

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「ARBとARNIをしっかり覚えよう」

ARBとARNIをしっかり覚えよう以下の文章は、「エンレスト添付文書」、2021年JCS/JHFS ガイドラインフォーカスアップデート版|急性·慢性心不全診療、急性·慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)などを参考にしています。心不全における薬物療法の目的は、心臓の負担を減らし、心筋のリモデ...
心不全

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「ACE阻害薬について今一度理解しよう」

ACE阻害薬について今一度理解しよう以下の文章は、2021年JCS/JHFS ガイドラインフォーカスアップデート版|急性·慢性心不全診療、急性·慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)などを参考にしています。ACE阻害薬は、高血圧、心不全の治療に広く用いられる薬剤です。 ACE阻害薬について ...
心不全

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「αβ遮断薬と心不全について詳しく学ぼう」

αβ遮断薬と心不全について詳しく学ぼう以下の文章は、公益財団法人 日本心臓財団 循環器最新情報、バイエルファーマナビサイト、DIクイズ:(A)妊娠高血圧症候群に使用できる降圧薬(日経DI2015年1月号)などを参考にしています。αβ遮断薬は、β遮断薬とα遮断薬の両方の作用を持つ薬です。β遮断薬心臓の...
心不全

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「β遮断薬をスッキリ覚えよう!」

β遮断薬(ブロッカー)をスッキリ覚えよう!以下の文章は、公益財団法人 日本心臓財団 循環器最新情報、京都大学医学部附属病院 循環器内科ホームページなどを参考にしています。β遮断薬とは、交感神経のβ受容体を遮断する薬です。血圧や心拍数を下げたり、狭心症や不整脈などの症状を改善したりする作用があります。...
心不全

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「心不全の薬物療法、基本を学ぼう!」

‏心不全の薬物療法、基本を学ぼう!一般社団法人日本心不全学会.心不全手帳(第3版).株式会社協和企画;2022.P20-22.国立循環器病研究センターホームページなどを参考にしています。心不全とは、簡潔に言うと心臓の機能が低下して、全身に十分な血液を送り出せない状態を指します。急に心機能が低下した場...
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【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「4つの認知症の薬を整理して覚えよう」

4つの認知症の薬を整理して覚えよう以下の文章は、川崎幸クリニック院長 杉山 孝博 先生の記事「アルツハイマー型認知症の治療薬について」などを参考にしています。1999年から使われていたアリセプト(塩酸ドネペジル)に加えて、2011年に、メマリー(メマンチン塩酸塩)、レミニール(ガランタミン臭化水素酸...
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【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶認知症サポートにおける薬剤師の役割

認知症サポートにおける薬剤師の役割以下の文章は、厚生労働省サイト「認知症施策」、認知症サポート薬剤師を目指して | 公益社団法人東京都薬剤師会ホームページなどを参考にしています。日本が超高齢社会を迎えて以来、認知症の方は65歳以上の高齢者では7人に1人、MCIの方も加えると4人に1人とも言われていま...
心不全

【薬局薬剤師に知ってほしい事】▶「心不全、今話題のFantastic Fourとは?」

心不全、今話題のFantastic Fourとは?以下の文章は、東京ベイ·浦安市川医療センター 循環器内科 村石 真起夫先生の記事、 医薬品情報検索サイトClose Drug Information Roomなどを参考にしています。心不全におけるファンタスティック4とは、β遮断薬、ARNI、MRA、...