「糖尿病になった薬剤師の本音」
このブログをご覧の方は、糖尿病がどういう病気かわかると思います。
今日は、私が考える糖尿病の問題点ついて、じっくりお話します。
例えばご自身が「悪性腫瘍(ガン)」と言われたら、どうでしょうか。
おそらく真摯に治療と向き合い、仕事や家事をセーブするでしょう。
多くの方は、抗ガン剤治療をされると思います。
早期発見なら手術が可能です。
骨折ならば、固定して数週間で治ると考えるでしょう。
インフルエンザならば、規定通り数日休んで症状が治まれば、また職場復帰を考えると思います。
ポイントは、治る見込みがあれば治療と向き合いある程度我慢して、社会復帰する道のりを選ぶことです。
さて糖尿病と言われたら、どうでしょう。
まあ、薬でなんとかなると考えるでしょうか。
すぐ治療をしなくても、命を取られることはないと思うでしょうか。
糖尿病は、
放置すると全身の血管が傷つき、薬で劇的に治ることはありません。
失明したら戻りません。
透析になったら、腎機能は復活しません。
足がしびれだしたら、治る特効薬はありません。
放置しても、そのうちになんとかなる病気ではないのです。
抗がん剤のオプチーボ注のように自己免疫アップで戦える病気でもなく、薬はサポート役で、
食事、運動を含めた生活そのものが治療です。
そのため、日常の食生活など規律が乱れていると、医師は怒ります。
病気が進行するからです。
医師が治療の過程で患者さんを怒る病気は、他に思いつきません。
この問題に触れているブログが少ないので、あえて言います。
下に多くの糖尿病の先輩方が歩んだ道のりについて、厚生労働省が発表している表を貼ります▼
是非、拡大して見てください。
私も、両方あてはまります。
休んだら治る病気ではありません。
手術で治る病気でもありません。
放置せずに、病院、クリニックを受診しましょう。
正直に薬剤師に相談しましょう。
私からの切なるお願いです。