こんにちは!お肌のトラブル、早く治したいですよね。
「かゆみがひどいからステロイドを使いたいけれど、菌がいるかもしれないから抗真菌薬も必要…」
そんな時、お医者さんから2種類の軟膏を処方されることがあります。
いざ目の前に2つのチューブを置くと、「どっちが先?」「混ぜちゃダメなの?」「間隔は?」と疑問が次々湧いてくるものです。
今回は、皮膚科での一般的な指導に基づいた「軟膏を2種類塗る時の最新ルール」を、分かりやすくブログ形式でお伝えします!
いきなり肩透かしに聞こえるかもしれませんが、
実は最新の皮膚科診療において、2種類の軟膏を塗る順番で薬の効果が劇的に変わるというエビデンス(科学的根拠)はそれほど多くありません。
しかし、「より効率よく、副作用を防いで治す」という観点から、推奨されるスタイルは存在します。
多くの皮膚科医が推奨するのは、「抗真菌薬を先に塗り、その上からステロイドを重ねる」という順番です。これには明確な理由があります。
「原因」を先に叩くため
抗真菌薬は、水虫(白癬菌)やカンジダといった「菌」を殺すための薬です。
まずは原因物質に直接薬を届けたいので、一番下に塗るのが合理的と考えられています。
ステロイドの「広がり」を抑えるため
塗る間隔は「5分〜10分」がベスト!
さて、一番気になる「待ち時間」についてです。
結論から言うと、
待つのが理想です。時間にして5分から10分程度。
なぜ、すぐに重ねてはいけないのでしょうか?
理由1:薬が「混ざって」薄まるのを防ぐ
塗った直後に次の薬を重ねると、指の動きで2つの薬がその場で混ざってしまいます。
すると、それぞれの成分が適切な濃度で皮膚に吸収されにくくなり、十分な効果が得られない可能性があります。
理由2:ベタつきによる不快感
間隔を空けずに塗ると、皮膚の上が「ヌルヌル」の状態になり、服に付着して剥がれてしまったり、不快感で触ってしまったりします。
薬をしっかり定着させるための「乾燥タイム」だと考えてください。
忙しい時は「混ぜて」もいいの?
最近では、あらかじめ2つの成分が配合された「配合剤」という薬も存在します。
しかし、自分で勝手に2つのチューブを混ぜて塗るのはNGです。
薬にはそれぞれ「基剤(薬を溶かしているベース)」があります。
油性の強い軟膏と、水分の多いクリームを混ぜると、分離してしまったり、成分の安定性が損なわれたりすることがあります。
もし「どうしても時間がない!」という時は、無理に10分待つ必要はありません。
数分おいて、表面がベタベタしすぎない程度になったら重ねてしまいましょう。
塗る時の「プロ技」3ステップ
より効果を実感するための、具体的な塗り方手順をまとめました。
手を清潔にする
基本中の基本ですが、手に菌がついたままでは逆効果です。まずは石鹸でしっかり手を洗いましょう。
「1FTU」を意識する
1FTU(ワン・フィンガー・チップ・ユニット)とは、大人の人差し指の先から第一関節まで薬を出した量のこと。
これで手のひら2枚分の面積を塗るのが適量です。
「薄く伸ばしすぎる」のは、実は最新の治療では推奨されません。
「置く」ように塗る
ゴシゴシ擦り込むのは肌のバリアを壊します。
優しく皮膚に「置いていく」イメージで、毛の生えている方向に沿ってなじませましょう。
【重要】もし「水虫」の疑いがある場合は要注意!
ここが一番大切なポイントです。
もし、ご自身で「水虫かな?」と思って、家に余っていたステロイドを先に塗ろうとしているなら、少し待ってください。
一気に菌が増殖してしまいます。
必ず医師の診断を受け、「抗真菌薬とステロイドを併用してOK」と言われた場合のみ、この手順を実践してくださいね。
まとめ
順番
抗真菌薬を先に、ステロイドを後に。
間隔
5分〜10分程度。表面がなじむのを待つ。
塗り方
擦り込まずに、優しく置くように。
お肌の状態は人それぞれです。
もし数日続けても赤みが強くなったり、痒みがひどくなったりする場合は、すぐに使用を中止して処方された病院へ相談してください。
一日も早く、あなたのお肌の痒みが落ち着くことを願っています!
以上、ご参考になれば幸いです。
