毎日、仕事に追われ、気づけば給料日が来て、あっという間にお金が消えている…そんな「ザ・サラリーマン」の皆さん、特に男性の皆さん!
「このままでいいのか?」とふと立ち止まり、「よし、節約に目覚めて、将来のためにしっかりお金を貯めよう!」と決意したあなた、その決意、本当に素晴らしいです!
節約は「我慢」ではありません。「自分の人生にとって、本当に価値のあるものにお金を振り分ける技術」です。
しかし、「どこから手をつけていいか分からない」というのが正直なところではないでしょうか。
今回は、節約に目覚めたサラリーマン男性が、まず最初に取り組むべき具体的なステップを、
最新の情報も交えて、わかりやすく解説していきます。
ステップ0:まずは現状把握!「家計簿アプリ」で支出を見える化せよ
節約を始める前に、必ずやるべきことがあります。
それは、「自分がお金をどこに使っているのか」を正確に把握することです。
敵を知らずして戦いはできません。
手書きはNG!最新の家計簿アプリを活用
節約の第一歩は、最新のスマホ家計簿アプリの導入です。
サラリーマン男性が手書きでレシートを管理するのは、まず続きません。
活用法:
銀行口座、クレジットカード、証券口座をすべて連携させましょう。
これで、普段意識していない支出もすべて自動で取り込まれます。
連携が難しい電子マネーや現金の支出は、その場で手入力するか、レシートをカメラで読み取らせます。
最低1ヶ月、できれば3ヶ月、何も意識せず普段通りに過ごし、データを集めます。
この「現状把握」こそが、最も重要です。
あなたの支出の「穴」がどこにあるのかが、アプリが自動で作成したグラフで一目瞭然になります。
ステップ1:満足度を下げずに「固定費」を徹底的に削る
節約初心者にとって、最も効果が高く、一度やれば永続的に効果が続くのが「固定費の見直し」です。
食費のような「変動費」を削るのは日々の努力が必要ですが、固定費は一度の労力で大きな成果が出ます。
1. 格安SIM・格安プランへの乗り換え(通信費)
これは、節約の定番中の定番ですが、まだやっていないなら最優先で取り組んでください。
最新動向
ドコモ、au、ソフトバンクのオンライン専用格安プラン(ahamo、povo、LINEMOなど)や、楽天モバイルの格安プランが非常に強力です。
具体的な削減目標
月々1万円以上の通信費を払っている場合、3,000円〜5,000円台への削減を目指しましょう。
作業時間
乗り換え作業は数時間程度で完了します。これで年間数万円の節約になります。
2. 電気・ガス会社の乗り換え(光熱費)
2016年からの電力自由化、2017年からのガス自由化により、会社を自由に選べます。
最新動向
地域の電力会社だけでなく、通信会社系やガス会社系など、多様なプランがあります。
具体的な行動
「エネチェンジ」などの一括比較サイトで、自分の使用量に合った最も安いプランを見つけ、切り替えましょう。
注意点
集合住宅の場合、一括契約になっている可能性もあるので、賃貸契約書を確認しましょう。
3. 生命保険・医療保険の見直し
独身や共働きのDINKS(子どもを持たない夫婦)で、高額な終身保険に入っているサラリーマンは要注意です。
節約思考
本当に必要な保障(死亡保障、入院保障)だけに絞り、不要な特約を解約しましょう。
若いうちは、貯蓄性のない掛け捨ての「県民共済」や「ネット保険」で十分な場合があります。
プロへの相談
自分で判断が難しい場合は、特定の保険会社に属さない独立系のファイナンシャルプランナー(FP)に相談して、現状のプランを診断してもらうのが最も確実です。
ステップ2:変動費を「楽しい工夫」でスマートに削減
固定費の見直しが終わったら、次に日々の努力が必要な「変動費」に取り組みます。
ただし、節約は我慢大会にしないのがポイントです。
1. 職場の「缶コーヒー・ペットボトル」を断つ(小銭節約)
毎日のコンビニでのコーヒーや飲み物の購入は、塵も積もれば山となります。
具体的な行動
マイボトルを導入し、自宅でコーヒーを淹れるか、会社の給湯室のお茶を飲みましょう。
削減効果
1日200円の支出を抑えれば、月4,000円、年間48,000円の節約になります。
マインドセット
「節約」というより「プロのサラリーマンはマイボトル」と、かっこいい習慣として捉えましょう。
2. 「週に一度のランチ自炊」を習慣化(外食費)
「節約=毎日質素な弁当」は挫折の原因です。
最初は週に一度だけ、お弁当を持参する日を決めましょう。
具体的な行動
前日の夕食の残りや、週末に簡単に作れる丼ものの具材などを仕込んでおきます。
削減効果
都会のサラリーマンランチ代1,000円が、自炊で300円になれば、週に700円、月2,800円の節約です。
最新の工夫
最新の冷凍ストック弁当のレシピは、男性でも簡単に作れるものが豊富にYouTubeなどで紹介されています。
3. 趣味・嗜好品の「サブスク」を見直す
動画配信、音楽、ゲーム、ニュースレターなど、複数のサブスクリプションを契約していませんか?
具体的な行動
家計簿アプリでサブスクの引き落としを確認し、「過去1ヶ月で利用しなかったもの」は即刻解約しましょう。
削減効果
3つ解約すれば、月3,000円程度の節約は容易です。
ステップ3:お金を使う「マイルール」を決める
節約生活を長続きさせるためには、「使う時と使わない時のメリハリ」が重要です。
1. 「ポイ活」に目覚める(支払いの最適化)
使うお金を減らすだけでなく、支払いの際に得られるリターンを最大化することも立派な節約です。
最新動向
「キャッシュレス決済」と「ポイント還元」はセットです。
自分がよく使う店舗やECサイトで、最も高還元率になるクレジットカードやQRコード決済(PayPay、楽天ペイなど)をメインの支払い方法にしましょう。
一元化
ポイントを分散させず、一つ(または二つ)の経済圏に集中させるのが鉄則です。(例:楽天経済圏、PayPay経済圏など)
2. 「衝動買い」を防ぐ24時間ルール
ストレス解消の「ポチ買い」は節約の大敵です。
マイルール
「欲しい」と思ったものは、すぐに買わずにカートに入れたまま24時間放置するというルールを作りましょう。
効果
翌日になると、多くの場合は「あれ、別にいらないな」となります。
これにより、無駄な買い物は激減します。
まとめ:節約の目的は「自由」を買うこと
節約に目覚めたサラリーマン男性がまずやるべきことは、「現状把握」と「固定費の整理」です。
これは、日々の我慢を強いることなく、あなたの資産を最も効率よく守るための「仕組みづくり」です。
節約は、単にお金を貯めることではありません。
が最大の目的なのです。
このロードマップを実行すれば、数ヶ月後には家計に大きな変化が見られるはずです。
ぜひ、今日から実践してみてください!
以上、ご参考になれば幸いです。
